その英語は間違っている?海外Googleで英語をチェックしよう

その英語が正しいか、チェックしたい

文法的には間違っちゃいないけど、こんな英語はみたことない

この英語は正しいの?と判断に悩むことがありますよね。

インド人の英語は結構わたしたちの英文法知識から離れたところにありますが、彼らははもう使って会話してます。
正しいとか正しくないとか、考えるだけ無駄です。

でも、自分が書いた英文。生徒が書いた英文。

その中で「本当に英語圏で使われているか確認したい」というのもありますね。

確認方法はあるでしょうか?あります。

英語圏の検索エンジンを使うことで、確認できます。

Google検索は、日本からアクセスすると日本のサーバーに繋がります。
でもアメリカやイギリスのサーバーに接続することもできます。
URLにすこしコマンドを付け足せばできます。

この方法は、ちょっとした英文チェックにも使えますので、興味があれば読んでみてください。

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瞬間英作文:日常会話レベルの英文を短期間で話せるようになるやり方

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海外のGoogleで「使われている言い方」かどうかをチェック

各国の Google の検索サイトに直接アクセスするには、以下の URL を使うと接続できます。

クリックすると各国のGoogleに移動します。やってみてください。

接続したら、検索したい言葉(英単語や、熟語、表現など)をタイプして検索します。

使われている表現なら、それがそのまま結果に出てきます。
使われていないなら、別の表現が出てきます。(全く出てこないこともあります)

コマンドの意味の解説

URLの後ろにいろいろとコマンドが付け足してますが、技術的な話になるので割愛します。

簡単に意味を解説をすると、以下のようになります。

Googleコマンドの解説

gl=us
「gl」で国を指定します。us:アメリカ、uk:イギリス、au:オーストラリアです。

hl=en
「hl」で表示言語を指定します。ここではen(英語)を指定します。

gws_rd=cr
「gws_rd=cr」は「リダイレクトを無効化」という意味です。ないと別のGoogleのサーバーにリダイレクトされることがあります。

pws=0
「pws=0」は「パーソナライズ検索が無効」の意味です。余分な情報が出なくなります。

次にどういうときに使えるか、を紹介します。

どんなときに英語圏のGoogleを使う?

英語圏の Google を使うのは、どういうときでしょうか。いろいろと使えますが、だいたい次のパターンが多いです。

どんなときに英語圏のGoogleを使う?

  • 知らない単語、英語かどうか迷うようなスペルの単語を調べるとき
  • コロケーションを調べたいとき。特に英作文をしたとき
  • 和英辞典でも出てこない表現(時事用語など)を調べるとき
  • 一つの日本語に対して複数の英語があって、どれを使ったらいいかわからないとき
  • 外国の地名の現地名や英語名、スペルを知りたいとき
  • 文法的に正しくても、実際に使われているのか知りたいとき

知らない単語、英語かどうか迷うようなスペルの単語を調べるとき

最近は和製英語っぽくない和製英語も出回るようになりました。
最近はラテン語やギリシャ語も日本に入ってきて、紛らわしいこともあります。

そんなときは英語圏のGoogleでチェックすると、英語で相手に伝わるか確認できます。

英語圏の Google で発見できれば、和製英語でないことがわかります。
ラテン語でも英語圏で使われていれば伝わりますね。

コロケーションを調べたいとき。特に英作文をしたとき

コロケーションは辞典ではほとんど調べることができませんね。
なので英語圏のGoogleサイトで調べるのが一番早いです。たとえば

「昼食を作る」は make lunch ですが、

cook lunchという言い方はあるの?

と思ったとき。調べると “no cook lunch” はあるけど、cook が動詞として使われてないことから

make lunch の代わりには使えない

ことがわかります。

学生さんの英作文を採点するとき、

「この言い方はいいのか?」

と迷ったときに使うことが多いです。

和英辞典でも出てこない表現(時事用語など)を調べるとき

新しい用語や、スラングなどの意味を調べることが出来ます。

what 〇〇〇〇(調べたい単語)

で調べると出てくることが多いです。日本語Googleで「〇〇〇〇 とは」と同じ使い方ですね。

一つの日本語に対して、複数の英語があって、どれを使ったらいいかわからないとき

「会議」を英語では、次のように言います。

  1. Conference
  2. Council
  3. Session
  4. Meeting

これらのうち、どれを使ったらいいのか迷ったとします。

こんなとき、英語圏のGoogleを使うとで「どこでどう使われているか」違いを調べることが出来ます。
(同じ「会議」でも組織を指す場合もありますね)

外国の地名の現地名や英語名、スペルを知りたいとき

現地名を英語で知りたいときは、英語圏のGoogleを使います。

現地名は日本のGoogleだとカタカナで出てくることが多いです。

中国出張のときの話

中国に出張に行った時です。北京で観光もさせてもらったんですが、公園で古代中国の話をしたとき、秦、隋、唐の発音か分からず、困ったときがあります。

学校で習った国名は日本語読みなので、相手(中国人)には伝わりません。でも英語名だと中国の発音なので通じるのです。

文法的に正しくても、実際に使われているのか知りたいとき

文法構造までのチェックは厳しいですが、言い回しやコロケーション、表現のチェックに使えます。

英語圏のGoogleサイトは、以上のような使い方が出来ます。

でもこれって、翻訳サイトでやればもっと簡単じゃない?

うーん、次で見てみましょう。

翻訳サイトでもできる?

わざわざ英語圏のGoogleを使わなくても、翻訳サイトを使えばいいじゃない?

そんな言葉が聞こえてきそうです。でも理由は後述しますが、使わないほうがいいです。

日本語が交じると邪魔なんです

まず、個人的にとても違和感があります。

たぶん英語をある程度使っている人は共感してもらえると思いますが、「日本語が介在すると面倒」だからです。

私は「英語は英語で理解する」「言いたいことは英語で考える」ようになってます。
そういうときに日本語が混じってくると混乱とまではいきませんが、邪魔なんです。

英語を話すときは英語モードにするというのは普通のことなので、ご理解いただけると思います。

英語は英語のまま理解したいです。

翻訳サイトを使ってると英語力が落ちるよ

それに英語学習者なら、できるだけ翻訳サイトは使わないほうがいいです。

翻訳サイトに頼っていては、

英語が上達しません。

これはおわかりいただけますよね。
自分でなんとか英語で言いたいことを伝える練習をしないといつまでも上達しません。

それに学校の課題で翻訳サイトを使うわけにはいきません。
英語圏のサイトで自分で確認するようにするほうが後々効いてくるのです。

翻訳サイトの英文は意味が伝わらない可能性がある

翻訳サイトだと、文法的に正しくとも、

イマイチ理解できない英語

が出来上がります。相手に伝えたい事が伝わらない、ということが多いです。

また英語の慣用句や、もっと簡単な表現があるのに、むりやり翻訳した英文が出てくることがあります。

翻訳エンジンは一部を除いて、まだまだつかえない

一部を除いて、翻訳エンジンの翻訳品質はまだまだと思っています。

私は外資系IT企業のサポート部門で働いています。

担当エンジニアが外国にいる場合もあり、お客様と直接やり取りすることもあります。
通常は間に翻訳者が入るのですが、時々お客様が無理をして

Google翻訳で英語に

してきます。ですが結果として(元の日本語の問題もありますが)内容は

意味が通らない英語になっている

ことが多いです。いつも担当エンジニアが私に「どういう意味だ?」という聞いてきます。

一文ならなんとか意味を想像できますが、何度もやり取りをしていると本当に何を言ってるのかわからなくなってきます。

こういうこともあり、私の会社では基本的に翻訳エンジンは原則禁止になっています。

まあ、まだ翻訳サイトに頼り切らないほうがいいよ、ということです。

まとめ:英語圏の検索サイトを使おう

その国のGoogle 検索を使うことで、実際に通じる英語の表現を知ることができます。

メールやその他、英語でメッセージを書くときには、各国の Google検索で、「その英語は相手に通じるのか?」をチェックしてみることをおすすめします。

ものごとを口頭で説明できないと思う人は、瞬間英作文を練習すると出来るようになってきます。

英語を話すときの考えたについても書いてますので、読んでみてください。

英語のライティングについて、別の記事で書いてます。構成などにも触れてますので、参考にしてください。

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