シャドーイング:音読をつかって効率的に英語力をアップする方法

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シャドーイングはとても効果がある学習方法で、英会話の学習にはシャドーイングだけで十分という人もいるほどです。

ですが、やってみるとかなり難しい方法です。

みなさんの中にも「やってみたけど、難しすぎでできなかった」とやめてしまった人も多いと思います。

ですがシャドーイングは英会話を上達したければ避けて通れない(避けないほうがいい)学習方法だと思います。

シャドーイングをやってみたけど、むつかしい。

やってても効果がある気がしない

そもそも何を言っているのか全然聞き取れない

シャドーイングが難しいと感じる人は、音読と併用してシャドーイングをやることをおすすめしますよ。

私のかんたんなプロフィールです。

  • 外資系IT企業に勤務、海外チームに所属してます。
  • 30年以上英語を使って仕事をしてます。
  • TOEICスコア850です。
いりやん

この記事に書いてある方法は他にも以下のような人にもおすすめです。

  • TOEIC / 英検などの試験対策で何をしたらいいか迷っている人
  • とりあえず勉強で何をしたらいいか、わからない人

シャドーイングについての基本的な知識は以下の記事からどうぞ。

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シャドーイングができないと思ってしまう3つの理由

シャドーイングが難しい理由はいくつかあります。はじめるにはハードルが高いですよね。

音が聞き取れないという人 ▶ リスニング力が低い

シャドーイングは要は「聴いたことをオウム返しで繰り返す」作業ですが、「聞き取れないからできない」ことは多いですね。こういう人は

リスニング力が低いから

です。

リスニング能力自体ははシャドーイングを続けていくと上がっていきますので、最初は気にしないでいいです。

ですが発音の知識やリスニングのことを「こういうものなんだ」と一旦理解すると、続けるのが楽になります。

下記の記事に発音やリスニングについて書いてますので、読んでみてください。

音声スピードが速すぎるという人 ▶ 口の筋肉がまだできていない

「音声にスピードが速すぎて、ついていけない」という人もいるでしょう。これは

まだ口の筋肉ができていないから

です。

英語の発音は日本語の発音と使う筋肉が違うため、最初の頃はうまく発音できません。

発音練習やシャドーイングを続けていけば自然とできるようになってきます。

知らない単語が多い ▶ ボキャブラリーがすくない

知らない表現や単語が出てくると音は聴き取れないし、ましてやシャドーイングなんかできるわけないですね。

これはボキャブラリーの問題ですが、シャドーイングの前に音読して単語を確認すれば解決します。

シャドーイングの前に音読すると楽になる

これらの問題を解決するためには、いきなりシャドーイングをするのではなく、その前にテキストを音読して単語の意味や発音、表現を確認しましょう。

事前に音読するとシャドーイングができない理由のハードルはかなり低くなります。

まず音読して、単語や表現を知る

声に出して読み上げ、テキストの英文に、自分の口を慣らします。

内容を理解しながら自分のペースで音読し、

  1. 知らない単語や表現が出てきたら意味を確認します。
  2. 発音がわからない単語があったら調べます。(音声聴いてもいいです)

この事前作業をすると、単語や表現のボキャブラリーが増えていきます。音読することで頭にも残ります。口の筋肉の練習にもなります。

次にシャドーイングする

その後、

  1. テキストをみながら音声を確認して、間違った発音で覚えている部分や音変化の部分を確認します。
  2. 次にテキストをみながらシャドーイングに進み、
  3. 最後にテキスト無しでシャドーイングをして、
  4. 2,3回やったら次の教材に移る感じです

と、こんな感じでやります。詳細はこちらで解説します。

音読自体はマルチな効果がある、とても強力な学習法

音読自体、とても効果のある学習方法です。音読だけで学校英語の成績は上がっていくことを保証できるほど強力です。

インプット力が最強

他の記事でも書いてますが、私自身、高校受験で教科書の音読を週一で半年つづけ、成績を上げたことがあります。

個人的に音読することにより、

  • 単語、熟語、表現のボキャブラリーが増える
  • 読解力が上がって、返し読みをしなくなる
  • 文法より英語感覚が身について来て、英作文が楽になる

こういった効果がありました。学校成績が伸び悩んでいる人や、TOEIC スコアが思ったように上がらない、という人にはおすすめの勉強方法です。

弱点は、発音が上達しないこと

音読の弱点はまちがった発音をそのまま放置してしまう可能性が高いところです。

なので、「喋れるけどカタカナ英語だから相手に伝わらない」ケースが出てきます。

そこをカバーできるのがシャドーイングです。

シャドーイングは発音、リスニング、スピーキング力が上がっていきます。

音読については下記の記事に詳しく詳細しています。

音読してからシャドーイングをするやり方

具体的な方法を紹介します。

STEP1: 教材を音読する

最初に教材を音読します。このときに内容を理解しながら、わからない単語や表現は調べます。

全体訳がある教材はいいですね。やりやすいです。

そういったテキストを選ぶのもいいと思います。

STEP2: テキストをみながら音声を聞く

これは発音を確認する意味があります。

間違った発音で覚えている単語があるかどうかや、聞き取りづらいリンキングやフラップT などの音変化も、この時点で確認しましょう。

STEP3: テキストをみながら音声をシャドーイング

テキストをみながらシャドーイングします。

なるべく音声のとおりに発音するように努力します。

この「努力する」というのが大事で、100%できること(パーフェクト)はありえないと考えてください。80%くらいを目指しまょう。

スピードが追いつかない時は、音声スピードを調整しながら、なんとかできるスピードに調整しながらやりましょう

音声を止めながらやっても良いです。

この作業で口の筋肉が鍛えられていきます。大事なのは「続けること」です。

STEP4: 「テキストなし」で音声をシャドーイングする

最終段階として「テキストなし」でシャドーイングをやってみます。

これも音声スピードを調節してやってください。途中で止めながらやってもいいです。

ノーマルスピートでできなくても構いません。何回か繰り返したら次の教材にしましょう。

慣れてきたらノーマルスピードでできるようになります。焦らないことです。

まとめ:音読とシャドーイングの組み合わせは最強の英会話上達法

音読だけでも効果があり、シャドーイングだけでも効果があります。

でも音読してからシャドーイングすると、パーフェクトな学習方法になります。ほんとにこれだけでいいのでは?と思うほどです。

この方法は試験対策にも使えます。TOEIC で点数を上げたいときはこれを一定期間続けるといいですね。

対策問題集をつかってやっていれば、 TOEIC のボキャブラリー、文法、読解、リスニング全体的にスキルが上がっていくでしょう。

このブログでは、ほかにも英語の独学学習方法を紹介していますので、時間があれば読んでいってください。

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