
TOEICの成績を少しでも上げたい
英語以外のところで失敗したくない
TOEICに必要なスキルや解法テクニックを知りたい
TOEICで高得点をめざす人の、上記のような悩みに回答します。
この記事では、次のことが書かれています。
- TOEICの成績を上げるための学習
- TOEICの解法テクニックやコツ
- TOEICを解くために必要なスキル
TOEICの解法テクニックやスキルは、そのほとんどは英語を実際につかうためのテクニックやスキルでもあります。
それらのうちには、英語が上達しても、使ってないと衰えてしまうスキルがあります。
TOEICの受験を決めたら、もう一度やり直すのがいいでしょう。
私は今、外資系企業で海外チームと仕事をしています。英語は入社時TOEICスコア260でしたが、最終的に850になりました。
この記事に書いてある方法で学習すれば、TOEICの受験を準備が整います。
TOEICのリスニング・セクションを攻略する方法


リスニング・セクションを攻略するためにやることは、以下のとおりです。
- 素早くリーディングする練習 → 先読み
- 問題集(パート2~4)でリスニング力を上げる
リスニングなのにリーディングの練習?という疑問を持つ人もいるでしょう。
理由を説明します。
先読みができるために
先読みとは:
スキマ時間に次の質問文や応答をあらかじめ読んでおくこと。
メモも取らずに聴いた英文をすべて記憶にとどめておくことは不可能です。
そのためリスニングでは、質問文などを先読みして要点を絞ることが大切です。
先読みをできるようになるために、素早くリーディングする能力を磨く必要があります。
素早く「初見の単文」を読む練習
素早くリーディングする能力を磨くことで、リスニング力も高められ、英語力の総合的な向上につながります。おすすめです。
やることは、次の2つです。
- ① 初見の単文を読むスピードを上げる(圧倒的に速く読む):
読むスピードを上げるために、チャンク・リーディングを練習します。
返り読みは禁止です。 - ② 5W1Hの疑問文を読むスピードを上げる:
エッセイやニュースなどには疑問文はほとんどないので、リーディングに慣れてません。
意識的に練習する必要があります。
練習につかうテキストは、TOEICの問題集が一番です。疑問文も豊富にあるからです。
チャンクリーディングについては、次の記事でやり方を解説しています。
▶ チャンクリーディングを学ぶと、英文を英語のまま読めるようになります


次にリスニング力を上げていく練習について解説します。
問題集でリスニング力を上げる
リスニングのトレーニングをしながら、次のように弱点の見直しや要点をしぼって練習していきます。
- 「英語の発音」と「英語の語順」の2つを見直す
- 聴き取りと内容理解をくり返す
- 発音の変化を見直す
- 数をこなす
- 疑問文のリスニングに慣れる(パート2の問題がおすすめ)
教材はTOEICの問題を使いましょう。YouTube動画がたくさん上がってますので、利用しましょう。
パート2〜4の問題をくり返し、慣れることが大切です。


リスニング攻略のまとめ
まとめると、リスニングの練習としてやることは以下になります。
- 素早くリーディングする練習
- 初見の英文を圧倒的に速く読む
- 5W1Hの疑問文の速読に慣れる
- 問題集(パート2~4)で、リスニングの練習をくりかえす



次にリーディングのパートの対策について、説明します。
TOEICのリーディング・セクションを攻略する方法


リーディング・セクションを攻略するには、以下の3つが大切です。
なぜリーディングで点数を取れないか・・・
リーディングで点数が取れない原因は、次のとおりです。
リーディングで高得点を取れない理由:
- 単語力が不足している
- 文法への理解が足りない
- 時間配分をしっかりと行っていない
- 長文読解スピードが遅い
- TOEICの問題形式に慣れていない
対策は、次のようになります。
ボキャブラリーと文法
ボキャブラリーの増やし方にはコツがあります。回数を増やすことです。
▶ 【語彙力】使える英語のボキャブラリーを科学的に増やす方法


文法問題の学習は音読で正しい英語を身体になじませることで解けるようになります。
▶ 音読:本当に効果のある音読トレーニングの方法・コツ


基本的な文法だけは知っておく必要があります。
▶ 【英文法まとめ】話すために最低限必要な文法は5つ【数はいらない】


スキミングとスキャニングを練習する①
スキミングとスキャニングは速読の技術で、長文読解には必須です。
仕事でも英語のマニュアルを見るときに重宝します。(日本語でもできます)
スキミング:文章全体をざっと読み、大意を把握すること。
スキャニング:ある特定の情報を探しながら流し読みや飛ばし読みしていく。
流し読みだったり、飛ばし読みだったり、人によりやり方はそれぞれです。
作業の流れを見る・・・
実行する順序は、次のとおりです。
作業の流れ:
① 知りたい情報を明確にする:もちろん問題の解答です
② スキミングで、概要を掴む:目を速く動かして、なにが書いてあるかを把握します。
③ スキャニングで、特定の情報やキーワードを探す:検索機能のように探します。
④ 場所に辿り着いたらしっかりと読む:1文1文をしっかりと読んで理解します。
※全文を読み込んでしまったら失敗です。
練習に使うテキストは、パート7の問題集がおすすめです。
各パッセージで、スキミングとスキャニングの練習を何度もするのがおすすめです。
スキミングとスキャニングを練習する②
練習するときは、スキミングとスキャニング、それぞれ次のことを目指します。
スキミングの目標・コツ:
- 「タイトル」「見出し」「図表」をざっと見る
- 第1段落と最終段落に注目する
- 各段落の第1文目を意識する
- 段落ごとに「何が書いてあるか」をざっくり把握する
スキャニングの目標・コツ:
- 探す情報を決めてから情報を探す
- 探す情報がありそうな段落をさがす
- その段落を精読する
これを日頃から練習していると、だんだん本一冊くらいは楽に読めるようになってきます。日本語でも使える技術です。
速読みはリーディングでも有効
初見の英文を圧倒的に速く読める技術は、リーディングでも有用です。
単文で、平叙文と疑問文を早く読む練習を続けましょう。
パート5・6に慣れる
パート5・6については、問題に慣れる程度に問題を解くくらいで済ませます。
直前対策として時間をとるのは、あまり得策ではありません。
もし文法に強くなりたいなら、日頃から音読をしましょう。
音読を続けていると、正しくない英文には違和感を感じるようになります。
文法は「違和感」で解けるようになります。
必要な英文法についてはこちら


TOEIC L&R テスト全体のコツ・テクニック


TOEIC L&R テストの全体に関係するテクニックやコツ、注意点を解説していきます。
- ① マークシート用の文房具を使う
- ② 質問文の先読みをする
- ③ マークは線を引くだけ
- ④ リーディングパートはパート7から始める
① マークシート用の文房具をつかう
筆記用具はマークシート用に、極太の芯のシャープペンもしくは鉛筆を使います。
太いほうが一筆でマークの範囲を広く塗れるからです。
濃さも好みだと思いますが、私はHBを使っています。シャープペンではなく鉛筆を尖らせずに数本持っていきます。
消しゴムは定番のMONOです。




② 質問文の先読みをする
質問文の先読みは必須です。
特にリスニング・セクションのパート3、4は、聴いた内容を覚えておくことはまず無理です。
「先読み」は次のスキマ時間にやります。
- ディレクション中
- 設問と設問の間
回答中の流れは次のとおりです。
- ディレクションの音声が流れる前に問題文と選択肢に目を通しておく
- 音声が流れている間に解答のマークを終える
- 音声が流れている間に正解を見つけられない場合、いさぎよく勘でマークする
リーディング・セクションのパート7も質問文を先に読みます。
▶パート7のコツ・テクニックで解説してます。
③ マークは線を引くだけ
リスニング中はマークは、線を一本引くだけにしておきます。これは時間がもったいないからです。
リスニングセクションが終了したら、マークシートをちゃんと塗っていきます。
④ リーディングはパート7から
リーディングはパート7から解いていくようにします。
リーディング・セクションは、パート7が一番時間がかかります。
なので終了間際にパート7が残っていると、けっこう絶望します。
逆にパート7が終わってると、パート5で終了時間ギリギリになっても、あまり焦りません。
一つ一つの問題の量が小さいからです。
なので、私はパート7→6→5とやっていくことをおすすめします。
TOEIC L&R テスト パート別のコツ・テクニック


各パートの設問数を把握しておくと、時間配分の調節ができます。
パート1:写真描写問題 6問
パート2:応答問題 25問
パート3:会話問題 39問
パート4:説明文問題 30問
パート5:短文穴埋め問題 30問
パート6:長文穴埋め問題 16問
パート7:1つの文書 29問、複数の文書 25問
TOEIC パート1(写真描写問題)
1つの写真に対して4つの描写文が音声で流れます。写真について最も適切に描写している描写文をを選択する問題です。
各音声が始まる前に写真を確認することを心がけるようにします。
TOEIC パート2(応答問題)
最初の音声に対する応答として、最も適切なものを3つの中から選ぶ問題です。
- 冒頭の疑問詞は聞き逃さない:
文頭は重要なので、文頭の疑問詞は聞き逃さないようにします。 - 周りの人に任せる:
応答1が読まれたあとに鉛筆の音がしたら、それが正解。応答2が読まれたあとに音がしたら2か3が正解です。 - 聞き逃した問題は諦める:
聞き逃してしまった場合、考え込んでも時間の無駄です。勘でマークし、次の問題に移りましょう。
TOEIC パート3(会話問題)
複数人による会話の音声を聞き、その後に読み上げられる質問(問題)(問題用紙にも記載)の答えを4つの選択肢から選ぶ問題。
選択肢は読み上げられず、1つの会話に3つの問題があります。
次のように解答していきます。
解答の手順:
① 先に3つとも質問文だけを読みます。
② 会話文を聞きながらマークしていきます。
一つの会話につき問題が3つあるので、すべてを読んでいる時間はありません。
なので質問文だけを読み、会話文を聞きながら回答していきます。
マークシートは線を一本だけ引くだけ。リスニング中は塗らないようにします。
TOEIC パート4(説明文問題)
1人によるアナウンスやナレーションなどの説明文の音声を聴き、その後に読み上げられる質問(問題)(問題用紙にも記載)の答えを4つの選択肢から選ぶ問題。
選択肢は読み上げられず、1つの会話に3つの問題があります。
パート3との違いは会話か一人かだけ。あとは同じパターンです。
なので、同じように次のように解答していきます。
解答の手順:
① 先に3つとも質問文だけを読みます。
② 音声を聞きながらマークしていきます。
マークシートもパート3と同じく、線を一本だけ引いておきます。
TOEIC パート5・6(穴埋め問題)
TOEIC Part5は短文穴埋め30問
不完全な文章を完成させるために、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。
TOEIC Part6は長文穴埋め16問
不完全な文章を完成させるために、4つの答え(単語や句または一文)の中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。各長文には設問が4問ずつある。
ただひたすら解いていきます。時間を気にしながらやれば、特に戦略は立てる必要はありません。
前述したように、一番最後にとりかかります。
TOEIC パート7(長文読解問題)
設問を読み、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。各文書には設問が数問ずつある。
パート7は、54問のうち、次のような構成になります。
パート7の内訳:
- 1つの文書(シングルパッセージ):10題(1題につき2〜4問)
- 2つの文書(ダブルパッセージ):2題(1題につき5問)
- 3つの文書(トリプルパッセージ):3題(1題につき5問)
問題を解くときは、次のようにするのがおすすめです。
解答の手順:
① さっとスキミングして、タイトルや件名、各段落の一行目から、なんの文書か概要をつかむ。
② 質問文を読み、必要な情報を確認する
③ スキャニングで、情報を見つける
※長文は全て読まないようにします。
▶「スキミングとスキャニング」でやり方を解説してます。
TOEIC攻略のために英語の実用的なテクニックを習得しよう
この記事では、次の事を解説しました。
- TOEICの成績を上げるための学習
- TOEICの解法テクニックやコツ
- TOEICを解くために必要なスキル
TOEICを攻略するためには、英語力に加えて、色々なテクニックが必要です。
でもそれは英語を実用的なものにしてくれる重要なテクニックです。
習得しておくと、英語で仕事をする上で、とても重宝します。
頑張って習得しましょう!
TOEIC対策ができるオンライン英会話スクール
オンライン英会話スクールではTOEICの高得点取得者が指導してくれます。 TOEIC対策をすることもおすすめです。
- 勉強だけでなく、受験テクニックやポイントを指導してくれます
- スケジュールや上達プランを一緒に考えてくれます
- 学習上の悩みなどの相談にものってもらえます
1位:ワールドトーク
ワールドトークは英検やTOEICの指導に定評があります。
- TOEIC対策ができる日本人講師が100名以上在籍
- TOEIC対策レッスンは10年以上
- マンツーマンで、テクニックや学習方法、苦手部分を丁寧に指導
- TOEICで高得点を取っている講師から学習アドバイスがもらえる
2位:KIRIHARA Online Academy
KIRIHARA Online Academy(KOA)はワールドトークと桐原書店が共同開発した、短期集中型のオンライン英会話スクールです。
- 2ヶ月の集中コースです。
- ワールドトークの講師がマンツーマンで2ヶ月指導してくれます。
- 公式問題集など、コースで使用する教材は無料支給されます。
- オンライン英会話スクールなので、時間は自由に選ぶことができます。
3位:ネイティブキャンプ
ネイティブキャンプには、TOEIC®L&R TEST 600/800点対策コースがあります。
- 模擬問題を使い、講師と一緒にスコアアップを目指します
- ネイティブキャンプ独自の学習法で再構築された教材
- TOEICの対策をしながら実践で使える英語力が身につきます
- 学習カウンセリングを受けることができます







