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次のように思ったことはありませんか?
「英語を話すのに時間がかかる」
「もっと楽に英語を話したい」
英会話のときに、
正しい英文法を使おうとするのは NG です。
「これを伝えるには、まず主語を作って…」
このように
正確な文法ばかり気にしてると、
話すまで時間がかかります。
これでは英会話の練習にもなりません。
とはいえ英文法なしで、
「どうやって英語を話せばいいかわからない」
という人もいるでしょう。
文法にたよらずに英語を話すには、
- 短い言葉(英語チャンク(chunk) )ごとに
- 英語の語順で意味をとらえていく
このようにしていくことが大事です。
このサイトでは、
英語チャンク(chunk)を使って英語を学んでいくためのノウハウや考え方
を紹介していきます。
私は30年以上、
外資系企業で英語を使って仕事をしてきました。
英語チャンク(chunk)で英語を使うことで、
英会話やメール、レポート作成が楽になり、仕事の効率も上がりました。
文法が分からないと話せない?
「英文法がわからないと、英語が話せない」
という人はいます。
ですが、
英語が話せる人は、
本当にかんたんな文法を使って話してます。
英文法というより、
主語、述語と他の情報の「語順」
どこからどこまでがひと塊なのか、「意味の区切り」
というところがポイントです。
それがわかれば、
文法にはない英語の意味もわかるし、
もっと楽に英語が話せるようになります。
この点については次の記事に詳しく説明をしています 。
逆に英文法に頼り切っていると、よくありません 。
例えば、次の文は英文法では理解できません。
でも「語順」と「意味の区切り」がわかれば、
内容がわかります。
このように実際の英語は
文法どおりではないですから、
英文法にたよらない方が楽なんです。
文法にたよらず、話したいことを話すには
文法にたよらずに、
英語を上達させるためには、どうしたらいいでしょうか?
要は、
「語順」と「意味の区切り」を
自由に使えるようにすればいいのです。
それには、次のような練習をすることです。
- 短い言葉で区切りながら、英文を読んだり話したりする
- 英語長文の音読で、英語感覚を身につける
これを続けていくと、
英語で意味を理解し、
英語で話すことを考えながら話す
ことが出来るようになってきます。
チャンクとは?「短い英語」から「長い英文」を話せるように
短い言葉、文言を「チャンク(chunk)」といいます。
チャンクとは、「かたまり」、「ぶつ切り」、「断片」を表す言葉です。
アメリカにはチャンククッキーというクッキーがあります。
ざっくりとした、まさに「かたまり」感があるクッキーです。
例えば
以下のような文言がチャンクです。
a cup of tea(一杯のお茶)
a piece of cake(1片のケーキ)
flowers blooming in the garden(庭に咲いている花)
このような、
意味を持つ単位で区切った「単語のあつまり」です。
文字列の塊、と言う感じがしますよね。
それでチャンクと呼ばれています。
チャンクをつかうと、自然な英会話に
英語のチャンクをつかった会話というのは、実はとても自然です。
たとえば
人はだれでも、赤ちゃんの頃はカタコトで話してましたよね?
英語もおなじです。
はじめは知ってる単語だけで話す
↓
なんとか知ってる単語を2,3語つないで話せる
↓
そのうち短い文で話せるようになり、
↓
ついには、長い文でも話せるようになります。
このように、私たちは言葉を学ぶとき、
[単語だけ → 長い文で話せる]という感じになるはずです。
でも英語だとなぜか、文法で作文しようとします。これは不自然です。
そうではなく、
短い文言をつなぎながら、
だんだん長い文にしていく
こちらのほうが自然なのです。
自然な流れなので、
継続してるとそのうち
英語でものを考えることが出来るようになります。
そして次第に、
英語で直接、相手の言いたいことが
わかるようになってきます。
次からは、チャンクを使った英会話の具体例を解説します。
英語チャンクを使った英会話のイメージ
英語を話すときや聞くときは、
「短い言葉・文言(チャンク)をつないで使っていく」ようにしましょう。
- 英語を書くとき、話すときは、
チャンクをつなげて話していき、 - 英語を読むとき、聞くときは、
チャンクごとにリアルタイムで理解する。
チャンクをどのように使って英会話や、英語学習をしていくのかを説明します。
英語を聴くとき:チャンクごとに意味を理解していく
リスニングでは2~8単語ぐらいずつ、チャンクごとに意味をとっていきます。
たとえば、“I want to eat something sweet at 15 o’clock.” と話されたとします。
これを聴いた人は次のように聴きながら理解していきます。
I want to eat
なにか食べたいんだな
something sweet
甘いものを食べたいのか
at 15 o’clock
ああ、3時のおやつに欲しいんだな
このように、聞こえた順に相手が話している内容をリアルタイムで理解していきます。
慣れてくると
相手がペラペラ~と長く話したときも、
相手の言いたいことが何となくわかる
ようになります。
英語を話すとき:チャンクを英語の語順でつなげていく
次のように言いたいとします。
「私は甘いものが食べたい」
これは
I (私は)
want to eat (食べたい)
something sweet. (甘いものを)
という感じで、チャンクを英語の語順でつなげていくと英文が完成します。
もしその後に「時間を言ってなかった」と気がついたら、時間を追加します。
at 15 o’clock (15時に)
こんなかんじで時間のチャンクを追加します。
このようにチャンクを使うと「話すことを考えながら、付け足していく」ということができます。
これで難しい文法に頼らなくても、言いたいことが英語で言えるようになります。
英語の発音:音の塊として、まるごと覚えて話す
英語は文になると、単語ごとの発音と違った音に聞こえるときがあります。
例えば音が変化してわからなくなるフレーズで有名なものは、以下のものがあります。
① ァカパティ
② ァピーソーケイク
① は
a cup of tea
です。
弱音(シュワ)で of の f の音が消え、
o の音は、アでもオでもない音に聞こえます。
これを1つのチャンクとして、
まとめて1つの音の塊として「ァカバティ」で覚えてしまいます。
このように
チャンクひとかたまりで
英語の音を覚えていけば、
実用的な発音で話せるようになります。
ちなみに ② は
a piece of cake
です。
英単語を覚えるとき:2つ以上の英単語をまるごと覚える
ボキャブラリーを増やすときも、
英単語を一つ一つより、
かたまりごと(チャンク)で覚えましょう。
チャンクで覚えるほうが効率的なのです。
たとえば「花」「人」「家」という単語を一つ一つ覚えるより、
「庭に咲いた花」= flowers blooming in the garden
「昨日、帰りにあった人」= person I met yesterday
「友人の家」= My friend’s house
という「かたまり」で覚えたほうが意味があるので覚えやすいのです。
また動詞の場合も、
チャンクのほうが実用的です。
例えば
「病院に行く」= go to see a doctor
この場合、「病院に行く」だから “go to hospital” となりがちです。
それも一応通じますが、
一般的に上のほうが使われるので、
慣用句のようにそのまま一塊(チャンク)で覚えましょう。
こうやって、
チャンクとしてボキャブラリーを増やすほうが、
結果的に正しい英語を覚えられます。
英語チャンクを使った英語のトレーニング
これからは
英語学習のときは、英語のチャンクを使うようにしましょう。
次にあげる方法がおすすめです。
① 音読しながら、チャンクで英文を理解する
音読には、
英会話、もしくは英文読解用のテキストがおすすめです。
とくに長文読解のテキストは効果があるという声が多いです。
私は学生の頃、教科書を使ってました。
音読をしながらチャンクごとに意味をとる練習をします。
1ページごとに2~3回くりかえします。
これで一冊最後まで仕上げるようにしましょう。
② 動画の英語字幕で、チャンクで英語を理解する
英語のYouTube動画を
英語字幕を表示しながら、リスニングや発音のトレーニングをします。
やり方はシンプルで、
英語字幕を表示し、音声に合わせて字幕を声に出して読んでいきます。
そのままだとかなり速いので、再生速度を話せるスピードまで落としましょう。
なるべく正確に発音するようにするのがコツです。
英語チャンクを、オンライン英会話で練習しよう
慣れてきたら、
実際に英語を話すトレーニングしましょう。
ネイティブスピーカーを相手に練習したいので、
ネイティブ講師がいるオンライン英会話がおすすめです。
Cambly(キャンブリー)は
サンフランシスコに本社をおく、世界的なオンライン英会話です。
講師は全員ネイティブで、世界中に受講者がいます。
グループレッスンとプライベートレッスン
両方を受けられるハイブリッドプランがおすすめです。
本サイトは、英語チャンクを使った学習法を解説
このサイトでは、
英語チャンクをつかった英語の学習法について解説しています。
英語チャンクを意識しながら音読やトレーニングを続けていくと、しだいに英語の4つの技能、
- リスニング(聴く)
- リーディング(読む)
- ライティング(書く)
- スピーキング(話す)
が自然に上達していきます。
姉妹サイト「英語の音読ガイド」でくわしく解説しています。
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