チャンクを使って、英語を話せるようになろう!

このサイトは、英語の勉強をやりなおして話せるようになりたいという人を支援するサイトです。
英語のチャンクを使えば、難しい英文法も使わずに、気軽に英語を話せるようになります。
チャンクとは?

チャンクとはなんでしょうか?
チャンクとは「かたまり」、「ぶつ切り」、「断片」を表す言葉です。
アメリカには、チャンククッキーというクッキーがありますが、ざっくりとした、まさに「かたまり」感があるクッキーです。
類似語に「クラスター」、「集団」、「群れ」などがあります。
英語学習では、チャンクは「英文を2~8個の単語ずつに区切った短い英文」のことを指します。
チャンクはより自然な会話の形

どんな言語でも、最初はカタコトで話し始めます。そのうち短い文になり、長い文でも話せるようになります。
短い文からだんだん文が長くなっていくのが、自然の上達の道です。
でも英語だと何故か文法で作文したり、話そうとしたりします。
そうではなく、短い英文をつなぎ合わせながら会話をしていくほうが自然で、理にかなっているのです。
チャンクをつなげて英語を話す
英語を話すときや聞くとき、短い英文(チャンク)を使います。たとえば、
- 英語を話すとき:チャンクをつなげて並べていきます。
- 英語を聞くとき:区切ってチャンクごとに内容を理解していきます。
チャンクを使った英語に慣れてくると、文法を意識せずに相手の話す内容がわかり、英語も話せるようになります。英会話が楽しくなっていきます。
チャンクをベースにした学習の効果
チャンクをベースとした英語のトレーニングを積んでいくと、あなたの英語に次のような変化が表れます。
- 短い英文を使う → 英語がそれほど難しくはない、と感じます
- 短い英文で発音練習 → 自然な発音で話せることに気がつきます
- 短い英文ずつ理解する → リスニングやリーディングが楽になります
- 短い英文ずつ話す → 考えながら会話できるようになります
英語は難しいと思っていませんか?

英語が難しいと考えてしまう理由は、いくつかあります。
あるアンケート結果によると、英語が難しいと考える人の理由には、次のようものがありました。
理由その1:発音が難しい

英語の発音が難しいと考える人は多いです。
英語には日本語にはない独自の発音がありますし、単語の発音がよくても英文にすると音が変化するのでわからない、ということがあります。
ですが、これは学校では
発音をあまり練習しなかったからです。
しょうがありません。
時間をかけなかっただけですので、すこし練習すれば短時間で上達します。
理由その2:文法がわからない

英文法が苦手な人も多いです。受験英語やテストのおかげで、あまり良くないイメージがあります。
ですが、英会話に高度な英文法は必要ありません。
英語を話せる日本人は、中学レベルの文法を駆使して会話しています。
必要最小限の文法を理解して、英語の語順で話すことに慣れてくれば、文法を意識しなくても自然と英語が口から出るようになります。
理由その3:聞き取りができない

リスニングを練習しても上達しないから苦手、という人もいます。
リスニングが上達しないのは、英語の発音に問題があったり、英語の語順で意味を取ることに慣れていない、という複数の要因があります。
チャンクベースでトレーニングを重ねていくことで、しだいにリスニングができるようになっていきます。
まずは、チャンクを使って会話するやり方を知ろう。

チャンクをどのように使って英会話をしていくのかを説明します。
英語の音がわからないとき:聞き取りにくい部分は音の塊として覚えてしまおう
文になると、単語ごとの発音と違った音に聞こえるときがあります。
例えば音が変化してわからなくなるフレーズで有名なものは、以下のものがあります。
① ァカパティ
② ァピーソーケイク
① は
a cup of tea
です。弱音(シュワ)で of の f の音が消え、 o の音は、アでもオでもない音に聞こえます。
これを、2~3語の音をまとめて1つの単語のようにチャンクとして捉え、「ァカバティ」で覚えてしまいます。
このようにチャンクごとに「音の塊」として発音を覚えていけば、音変化もある実用的な発音で話せるようになります。
ちなみに ② は
a piece of cake
です。
リスニングのとき:チャンクごとに聞き取る
リスニングでは2~8単語ぐらいずつ、チャンクごとに意味をとっていきます。
たとえば、“I want to eat something sweet at 15 o’clock.” と話されたとします。
これを聴いた人は次のように聴きながら理解していきます。

I want to eat



なにか食べたいんだな



something sweet



甘いものを食べたいのか



at 15 o’clock



ああ、3時のおやつに欲しいんだな
このように、聞こえた順に相手が話している内容を理解していきます。
慣れてくると相手がペラペラ~と長く話したときも、相手の言いたいことが何となくわかるようになります。
英語を話すとき:チャンクを英語の語順でつなげていく
次のように言いたいとします。
「私は甘いものが食べたい」
これは
私は → I
食べたい → want to eat
甘いもの → something sweet
という感じで、チャンクを英語の語順でつなげていくと英文が完成します。
もしその後に「時間を言ってなかった」と気がついたら。
at 15 o’clock
と時間のチャンクを追加します。
このように、思い出したらチャンクを付け足すことができます。こうすれば細かい文法がなくても言いたいことが言えます。
英単語を覚えるとき:チャンクで2つ以上の英単語をおぼえていく
プロの通訳者でも、仕事の前には英単語を仕入れるのですが、単語ひとつずつということはあまりありません。
それは主に専門用語の仕入れが目的という理由もありますが、意味を持つかたまり、チャンクで覚えます。
チャンクで覚えるほうが効率的なのです。
日本語で説明すると、たとえば「花」「人」「家」という単位で覚えるより、
「庭に咲いた花」= flowers blooming in the garden
「昨日、帰りにあった人」= person I met yesterday
「友人の家」= My friend’s house
という「かたまり」で覚えたほうが意味があります。
動詞もコロケーションや慣用句の観点から、チャンクのほうが実用的です。
「病院に行く」= go to see a doctor
“go to hospital” でも通じますが、一般的に上のほうが使われるので、慣用句のようになっています。
チャンクについてもっとくわしく!


チャンクの情報リソースは、今のところ書籍がメインになります。次の記事でおすすめの本を紹介しています。


チャンクを使った表現
このサイトでは、チャンクを使った色々な英語表現を紹介しています。次の記事で解説しています。
チャンクを使った英語学習をして行こう


英語の勉強のやり方を「チャンクベースのトレーニング」に切り替えましょう。
チャンクを使った勉強を始めることはかんたんです。今までの英語の学習をチャンク単位でやっていくようにするだけです。
最初は2単語から始め、慣れてきたらチャンクを少しずつ長くしていきます。
- チャンクでボキャブラリーを増やし、
- チャンクごとに話し、
- チャンクごとに聞き取り、
- チャンクごとに読み、
- チャンクごとに書いて
いきます。そうすると、だんだん英会話スキルが上達していきます。
英語の初心者でも問題ありません。最初からチャンクベースで学習をはじめましょう。
英語を話す:チャンク・スピーキングについては、こちら


英語を聞く:チャンク・リスニングについては、こちら


英語を読む:チャンク・リーディングについては、こちら


さいごに:素晴らしい英語の世界へ


このサイトは、私が学んだ英語チャンクの知識、外資系企業で30年以上英語を使って仕事をしてきた体験をもとにまとめました。
英語を話せると、日本人とは違ったメンタリティや価値観、考え方に触れることができます。
私自身、
- アメリカやオーストラリアのオフィスの雰囲気や、リーダーシップ、ビジネスを知ることができました。
- 日本ではマイナーでも欧米ではメジャーなロジカルシンキング手法、スクールの勉強方法や考え方を知れました。
- 欧米やアジアの義理や人情にふれることができました。
いまはインターネットの時代ですが、英語でしか得られない情報もたくさんあります。
英語で世界中の情報にアクセスし、あなたの世界を広げましょう。
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