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たし算式チャンク英作文③:接続詞から始まるチャンク(話をわかりやすく)

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接続詞を苦手とする人はほとんどいないでしょう。

理解することに限って言えば、それほどむすかしくありません。

ですが使いこなそうと思うと

and ばかりになってしまったり、
and but so くらいしか使えなかったり

と、けっこう使いこなすのは大変です。

実は接続詞は、
相手に自分の話をわかってもらうためにとても大切なものです。

正確に使えると、
相手に話を理解してもらえ、納得してもらいやすくなります。

この記事では

  • 接続詞がなぜ大事なのか、その理由
  • よく使われる上位20個の接続詞の紹介、
  • それらを使いこなすためのトレーニング方法

について紹介します。

目次

なぜ接続詞が英作文に大切なのか

接続詞のあるなしで、相手の話の理解度が全く変わってきます。それは次のような理由があります。

  • 日本語では省略できても、英語では必ずわかりやすい形にする必要がある
  • 接続詞があると「情報の流れ」がはっきり見える

日本語では省略できても、英語では必ず形にする必要がある

日本語はハイコンテクストの言語と呼ばれます。

同じ民族どうしで話す機会が多いため、
言葉足らずでも相手に話が通じやすい言語です。

それに対して、
英語はローコンテクストの言語と呼ばれ、
ちゃんと明確に書いたり話したりしないと誤解が生じやすい言語と言われています。

たとえば日本語では:

「雨だから、出かけない」
→ 「雨(だから)」の部分は省略して「雨、出かけない」と言っても通じます。

でも英語では:

  • It’s raining, I don’t go out. (省略的すぎて不自然)
  • I don’t go out because it’s raining. (接続詞を明示して「形」にする必要あり)

このように、
より広く文法上の表現として、
明らかにわかるように形にする必要があります。

接続詞があると「情報の流れ」がはっきり見える

接続詞があると、話の流れ、情報の流れがはっきり相手に伝わります。

話すときや書くときは、文の前後関係を接続詞で、はっきりさせると、相手に話が伝わりやすくなり、相手が納得しやすくなります。

逆にリーディングやリスニングのときに、理解の助けになります。

1.論理展開を示す目印になる

たとえば、英文読むときに「but, however」で逆転、「because, since」でj理由、と後ろにつづくセンテンスやパラグラフの内容の予想をすることができます。

2.わかりやすい英作文・ライティングになる

言いたいことを単文でリストし、それを接続詞でつなげていくと、「論理的でわかりやすい文章」がかんたんに作れます。

3.リスニングの理解に不可欠

接続詞を聞き取れると、話の流れや答えの根拠を素早くつかめるようになります。

よく使う基本接続詞をチャンクで覚える

接続詞も「接続詞+チャンク」で覚えておくと、そのまま使えるので、便利です。

以下に使用度ランキング順に、トップ20の接続詞を紹介します。

この表の 上位10個 をしっかり使えるようにするだけで、文章の幅がぐっと広がります。

※「because of」だけは前置詞句ですが、日常でも非常によく使われるため例外的に掲載しています(接続詞的に用いられることも多いため)。

使用度
ランク
接続詞+チャンク
1and I ate them… (そして、〜と)
2but she is nervous.. (しかし)
3because I want to… (なぜなら)
4or you can … (または、あるいは)
5If it rains tomorrow, … (もし〜なら)
6so he was late (だから)
7When I got home, (〜するとき)
8Although he was tired, … (〜だけれども)
9while he was cooking. (〜している間)
10since I graduated from college. (〜以来)
11As I was leaving the house, … (〜なので)
12until she arrived. (〜まで(ずっと))
13unless you study harder. (〜でない限り)
14where I met her for the first time. (〜する場所で)
15because of heavy snow. (〜のために)
16Even though he apologized, … (〜であるけれども)
17as if he knew everything … (まるで〜のように)
18in case you get lost. (万一〜に備えて)
19than I do. (〜よりも(比較))
20whether he’ll come to the meeting. (〜かどうか)
使用頻度上位20の接続詞

英語を話す・書くときは接続詞でチャンクをつなげていこう

1つの文で端的に話すより、
2つ以上の英文を使って説明を詳しくするほうが、
より相手にわかりやすい英語になります。

英会話もうまく話せるようになり、メールや書類もわかりやすくなります。

自由英作文も上達します。

単文から複文へ ― チャンクをつなげる練習

上に紹介した使用頻度上位20の接続詞をつかって、英作文を練習しましょう。

次のようにするのがおすすめです。

1.1行文で、言いたいことのリストを作る

I got up late. (寝坊しました)
I missed the train. (電車に乗り遅れました)
I was late for work. (仕事に遅刻しました)

2.接続詞でつなげる

I got up late, so I missed the train and I was late for work.
(寝坊したので電車に乗り遅れ、仕事にも遅刻しました。)

注:あまり1文が長くなると分かりづらくなるため、長くても3つの文をつなげるにとどめましょう。

チャンク作文の型・パターンを覚えて使う

わかりやすい話の流れや説明のために、接続詞を使った話の型・パターンを覚えておくと便利です。

たとえば次のようなものです

意見+理由(I like this, because …)

意見の後に、その理由を述べると、相手が納得しやすくなります。

賛否+自分の立場(Some people say …, but I …)

周りの意見と自分の意見を並べて話すのも、相手は納得しやすくなります。

結論(Therefore, … / So, …)

結論を述べるときに接続詞を使うと、相手も話の流れを理解しやすくなります。

これについては、別記事で詳しく解説しています。

英文を読む・聞くときに接続詞をサインにしよう

文中に接続詞を見つけたら、その先の話がどのように展開していくか、方向性を予想することができます。

  • リーディング:接続詞が出たら、「文の方向性が変わる」サイン
  • リスニング:because, so, but を耳でキャッチすると内容が追いやすい

リーディング:接続詞を「サイン」として読む

たとえば、

  • The new project is expensive, but it is necessary.

「but」が出た瞬間に

「ここから筆者の本音が来る」

と予測できます。テストの問題文の場合、答えはこの後にある可能性が高くなります。

リスニング:接続詞を「合図」として聞く

接続詞は普通は弱く発音されますから、
聞き取りには練習が必要になりますが、

接続詞が聞こえるようになると、
次に続く内容を予想することができます。

たとえば、

  • 「because」が聞こえたら → 直後に理由が来る。
  • 「so」が聞こえたら → 結果・結論が来る。
  • 「however」が聞こえたら → 方向転換に注意。

このように、接続詞を“耳のアンカー”にすると内容が追いやすくなります。

まとめ:接続詞+チャンクで英語をスムーズにつなげよう

接続詞を上手に使うと、
英語はただの単文の並びから、
流れのある伝わりやすい文章に変わります。

この記事で紹介した「接続詞+チャンク」で練習すれば、
会話もライティングも自然に広げられるはずです。

今日からは、

意見+理由(because)や結論+結果(so / therefore)

のような型・パターンを意識し、チャンクをつなげてみましょう。

短い文を重ねるだけでも、説得力ある英語になります。

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