英文をチャンク化して、話せる英語表現(ボキャブラリー)を増やそう
英文をチャンク化して
使えるボキャブラリーを増やす方法について解説します。
英文をチャンク化すれば、
英文を覚えるのがとても楽になります。
ぜひこの方法で、
英語チャンクの実用的なボキャブラリーを増やしてください。
英語のチャンク化とは
心理学的にチャンク化というのは、
大きな情報を小さなかたまり(チャンク)に分けて覚える
このような記憶のしかたを呼んでいるようです。(参考:Wikipedia)
例えば、
- 銀行の口座番号:長い数字を3桁または4桁ごとに分けるとおぼえやすいです
- 電話番号:電話番号もハイフンで分けてあるので覚えやすいです。
日常でもよく使われる方法ですね。
英語の場合は、
英文を英単語3つくらいの
短い文(チャンク)に分けて、
チャンクごとに英語表現を覚えていく、
ということになります。
英文をチャンク化して覚える
例えば、以下のような文でも、
Are you doing some Easter egg shopping too? I’m stocking up on them ready for my grandson and the nieces and nephews coming to see me over Easter.
次のように
英単語3つくらいの短い文(チャンク)に分けていくと
Are you doing| some Easter egg shopping too? |I’m stocking up on them| ready for my grandson| and the nieces and nephews| coming to see me over Easter.
覚えやすくなりますね。
このように短い文(チャンク)に分けて、
覚えたい表現(チャンク)ごとに覚えていきます。
「英文まるごと」でも「ひとつだけ」でもOK
やることは、英文をチャンク化して、
① 丸ごと全部、覚えてしまう
② 覚えたいチャンクだけ覚える
のどちらかです。
このとき、
英文まるごと覚えなきゃいけない、ということはありません。
覚えたいチャンクだけでもいいですし、
もちろん全部覚えてもいいです。
ふつうは②のパターンになるでしょう。①は大変ですから。
英語チャンクで覚えるのは効率的
英語をチャンクで覚えるのは、とても効率的です。
英語のチャンクを使えば、
読むときも
話すときも
聞くときも
書くときも
英語チャンクをパズルのように組み合わせるだけで、
英文を作ったり、
英語の語順で理解したり
できるのです。
とてもシンプルで
使い勝手がよくて便利なのです。
英語のチャンク化のやり方
チャンク化は、
ただ英文を区切っていく作業をするだけです。
スラッシュをつけたり、マーカーしたり
区切るときは、主に次の3つの方法があります。
1)スラッシュ・リーディングのように、英語チャンクの間にスラッシュを記入していく方法。
2)覚えたいところをノートに書き出す方法。
3)マーカーでマークする方法
好きな方法でやりましょう。
次の例は、縦線(|)で区切った、1)の方法です。
Are you doing| some Easter egg shopping too? |I’m stocking up on them| ready for my grandson| and the nieces and nephews| coming to see me over Easter.
下の例は、3)の方法です。
このやり方では、覚えたいチャンクだけをマークすることが多いです。
Are you doing some Easter egg shopping too? I’m stocking up on them ready for my grandson and the nieces and nephews coming to see me over Easter.
チャンク化するときの長さについて
チャンクの長さは、
あなたが覚えやすい長さです。(ふつうは3〜5語)
「あまり長いと覚えられない」
という人は短い英語チャンクにすればいいですし、
「実用性を考えると、短すぎるのはどうも・・・」
という人は、
長いチャンクにしましょう。
例えば、
私が区切った次の英文では、
チャンクは、私にちょうどいい長さになっています。
Are you doing| some Easter egg shopping too? |I’m stocking up on them| ready for my grandson| and the nieces and nephews| coming to see me over Easter.
でも他の人から見たら、
短いかもしれませんし、
「主語と動詞が同じチャンクになるのはおかしい」
と気になる人もいるでしょう。
でも
私の使い勝手がよければいいのです。
実用性は人それぞれなので、
チャンクの長さは個人によって違って当たり前なのです。
チャンクの長さについては、次の記事で解説しています。
英語のチャンクを脳に定着させる
なんでもそうですが、
記憶を定着させるには、何度も「出会う」ことです。
それよりも
何度も出会って、思い出す
という作業を繰り返すほうが、はるかに記憶が定着します。
記憶は「何度も出会う」ことで定着する
「出会う」というのは、具体的には、
- そのチャンクを使った英文を読んだ
- そのチャンクを使った英文を聞いた
- そのチャンクを使って話した
- そのチャンクを使って書いた
という経験です。
少しの間(あいだ)をおいて
何度もそのチャンクと「出会う」ことで、記憶が定着します。
覚え方については、次の記事でくわしく紹介しています。
チャンクは口に覚えさせる
英語チャンクの覚え方の、おすすめは
その英語チャンクを口に覚えさせてしまう
という方法です。
勝手に口から
その英語チャンクが出てくるようになるまで、繰り返しましょう。
私達は、
英語チャンクを音で記憶していることも多いです。
いざというときに
英語の音が頭の中から聞こえるようになったら、しめたものです。
発音は確認しよう
できるだけ
正しく発音するようにしましょう。
間違った発音を覚えても使えないからです。
そのためには
あやしい単語の発音は、Google翻訳 などで確認しておきましょう。
発音記号を勉強するのもおすすめです。
発音記号については、姉妹サイトの次の記事解説しています。
覚えた英語チャンクは実際に使っていきましょう
実際に使うことにより、覚えた英語チャンクは脳に定着します。
どんどん使っていくと、
自然に英語が口から出てくるようになります。
英語は話せてなんぼ、です。
話せるようになるために、実際に口を動かして話すことを繰り返しましょう。
どんな方法でもいいので、
英語を口に出す回数を増やしましょう。
そうすれば、確実に英語が上達していきます。
英語チャンクをつかった英語のトレーニングができます。
次の本では、英語のネイティブ講師に学びましょう。
もし本格的に英語を学びたいなら、中国語なら中国人、
韓国語なら韓国人、
英語なら英語ネイティブ講師に習うことをおすすめします。