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英語の ”つなぎ文字”、筆記体を読みやすくして40年以上使ってる

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英語の ”つなぎ文字”、筆記体は
今はデザイン・ロゴくらいしか見ることがありません。

それに今は筆記体をつかう人はほぼいないようです。

でも私が学生の頃は、
ブロック体をつかう人のほうが少なく、
ほとんどの人は筆記体を使ってました。

英文を書くには、
”つなぎ文字” 筆記体のほうが
だんぜん楽だからです。

いっぽうで筆記体は
文字がミミズのようにつながっているから

「筆記体は、ぜんぜん読めない」

というひとも多いです。

なので私は

「あとからでも読める筆記体」

を使っています。

私は40年以上、
英語の ”つなぎ文字” 筆記体を使ってます。

この記事では、
読みやすくした ”つなぎ文字” 筆記体の書き方について、紹介します。

コンテンツ

英語の”つなぎ文字” 筆記体の基本

はじめに基本的な ”つなぎ文字” 筆記体の書き方を解説します。

筆記体のアルファベット一覧

私が習った筆記体のアルファベットは次の形です。

45年前、中学校で習いました。

アルファベット一覧(引用:Wikipedia

最初は、u w を繋げて書いたり、いろいろ練習をしました。

筆記体の練習:uw
筆記体の練習:tu
筆記体の練習:aiueo

久しぶりに書いたので、すごく下手ですね(笑)

でもイメージをつかんでいただければ、と思います。

また、次のように
ぐるぐると螺旋を書く練習もしました。

初歩のらせん練習

英単語はつなげて書く

基本的に
書く時はペンを紙から離さず、
文字をつなげて書きます。

スペースはペンを紙から離し、
次の単語からまたつなげて書いていきます。

例えば

筆記体の ”a cup of coffee”

という感じです。

単語の切れ目があるので、
小さい文字で狭いスペースに
英文を書いてもわかりやすいです。

ブロック体で書くと、
単語と単語の間のスペースがなくて
分かりづらいことも多いです。

ブロック体の “a cup of coffee”

Z会の生徒さんの答案を見ると、
ブロック体で単語の切れ目がわからない答案が結構あります。

横線や点は、あとから足す

t や i j などの上にある横線や点は、
単語を書いてから、あとから加えることが多いです。

”F” “t” “j” を使った英単語の筆記体

ただ例外の人もいて、
一文を最後まで書いてから追加するスタイルの人もいました。

実際にどんな感じで筆記体を書いているか

上の筆記体のアルファベットを見て、

「ブロック体のアルファベットとまったく違う文字がある」

と、驚いた人もいると思います。

実際のところ、
慣れたスマホやPCの文字と違うので
あとから読むと一瞬詰まることがよくありました。

ある程度アレンジしてつかってる

ここまで読んだ人のなかには、次のように考える人もいるとおもいます。

「これじゃ分かりづらいし、
  あとから読んでわからないなら、
  ブロック体のほうがいいのでは?」

それでも
ブロック体にしない人もいたんですね。
やっぱり筆記体のほうが書きやすいのです。

なので、筆記体を使っている人は
わかりやすいように適当にアレンジした字体を使っている人が多いです。

筆記体のバレットジャーナルの例

大文字を変えるとわかりやすくなる

特に筆記体の大文字は
形が違いすぎて、
違和感を覚えます。

なので私はところどころに
ブロック体を使ったり、
フランス語やドイツ語の字体を使って、
読みやすくしています。

とくに A G S は読みづらいので変えてます。

変えた大文字の筆記体一覧

もともとヨーロッパの筆記体なので
問題なく、相手に伝わります。

わかりやすい筆記体

私の筆記体のスタイルをまとめると、次のようになります。

  • 筆記体をメインに、ブロック体をすこし入れる
  • 特に大文字はブロック体や他言語の筆記体にする
  • 小文字でも, s, v, z など、あとから読んでもわかるようにブロック体に

ブロック体を入れるときの注意としては、
意識して隣のアルファベットと距離を近くとるようにしています。

スペースが開くと
どうしても単語の切れ目と見間違えてしまうからです。

公式文書は正しい筆記体で

もちろんこれは、
プライベートな私的文書なので、
このようにアレンジして使っています。

日本で公式文書を
英文の筆記体で書くことはありません
から、
まったく問題ありません。

ちなみに学生の頃は、
基本のとおりの筆記体を書いてました。

ただ A G S の3つだけは
ブロック体をななめに傾けて書いていました。

それでも減点されることはなかったです。

40年以上 ”つなぎ文字” 筆記体を使ってる

今は英文の入力は
パソコンでタイプするか、音声入力がほとんどです。

それでも手書きメモは筆記体で書きます。

サラサラ~と書けるので、
筆記体で書くほうがとても楽なのです。

サインのとき

書類のサインは、筆記体です。

外資系企業だったからか、
書類にハンコするよりも
もっぱら手書きのサインでした。

上司がサインを筆記体で書いていたので、
自然と私もそうなりました。

今は社外でサインすることが多くなりましたが、相手に合わせて日本語で書くことも増えました。

また、
クレカのサインは、筆記体のままです。

海外で使う機会もあるので、
相手が読めない日本語のサインは避けてますね。

ボキャブラリー・メモ

ボキャブラリーを増やすとき、
A4用紙に小さい字で
英語と日本語をメモするのですが、
そのときに筆記体を使います。

チャンクで覚えるので、
筆記体のほうが単語の切れ目がわかりやすいので、使いやすいです。

手渡しのメモ

仕事で手渡しのメモをするときも、英語のときは筆記体ですね。走り書きが多いので。

そういえば、ネイティブのメモで筆記体を見た記憶はありません。

アメリカ系企業だからかもしれません。

英語の”つなぎ文字” 筆記体が使われない理由

最後になりますが、
なぜ筆記体が使われなくなったのか、
理由を調べてみました。

私の学生時代は、
筆記体をつかう人しかいなかったので、
ちょっと信じられない状況です。

ですが、Z会の答案を見る限り
ブロック体ばかり見るので、実際そうなのでしょう。

筆記体は学校で習わない

学校で教えられないから筆記体が書けない、という話はよく聞きます。

実は 2002年施行の
学習指導要領に変更があり、
筆記体が必須項目から選択項目になりました。

そのために
ゆとり教育の方針あって
教える学校が激減したということです。

実際、今の大学教授でも読めない人が多くいるらしいという話を聞きました。

なので試験では
ブロック体じゃないと減点されるリスクがあるらしいです。

筆記体は読みづらい

筆記体は読みにくい、

というのが一般的な認識ではないでしょうか。

ミミズのような文字のメモや、
読めないおしゃれなデザイン・ロゴ
しかもブロック体とちがう文字で書かれてる

筆記体はこういうものですから、
より読みづらいと感じるのだと思います。

実際、
パソコンやスマホでは
ブロック体に近いフォントが使われていますから、
ブロック体がわかれば読むことができます。

必要もない
筆記体のアルファベットを
わざわざ覚えようとは思えないのでしょう。

アメリカ人は筆記体をつかわない

私はアメリカ系企業につとめていますが、
筆記体を使用率は、
アメリカとヨーロッパで、かなり違う
と聞いています。

アメリカ人には
「筆記体をかけない」という人は多く、
また

「アメリカで筆記体を見たことがない」

という人もいます。

私自身、
ネイティブから渡されたメモは
全部ブロック体で、しかも大文字だけだった気がします・・・。

日本にはヨーロッパの情報がまず、入ってこないし
アメリカで筆記体はほとんど使われてないから
という理由から、学校でもやらなくなったのではないか、
と思っています。

まとめ

私が使っている、
読みやすい ”つなぎ文字” 筆記体は
まとめると次のようになります。

  • 大文字は他の筆記体やブロック体を使う
  • 読みづらい小文字の s, v, z などはブロック体に
  • t の横線や、i j などの点は、あとから追加する

英文を手で書くときは、
”つなぎ文字” の筆記体のほうがだんぜん楽なので、
使えるようになることをおすすめします!

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