MENU
英語の音読サイトも運営中 → 「英語の音読ガイド」

これ一冊で十分!ネイティブ感覚の英文法【English Grammar in Use】

当ページのリンクには広告が含まれています。

世界中で使われている、ネイティブによって書かれた英文法書 English Grammar in Use を紹介します。

・English Grammar in Use は本当におすすめなのか知りたい
・使ってる人の感想を知りたい
なにがいいのか知りたい

この記事では、上記の疑問に回答していきます。

世界最高峰の文法書と言われる「English Grammar in Use」。
この記事には、English Grammar in Use について次の内容が書かれています。

English Grammar in Use の紹介
本の内容とメリット・デメリット
複数のエディションで、どれがおすすめか
使っている人の感想

私自身、この本を購入して、もう25年以上使ってます。

English Grammar in Use を読んでいるうちに英文法だけでなく、リーディングも上達します。
その結果、英語力全体が向上していきます。

<PR>

英語習うならネイティブ

\駅前留学!/

コンテンツ

English Grammar in Use とは

English Grammar in Use は英語の文法書です。イギリスのケンブリッジ大学出版(Cambridge University Press)から出版されています。

ケンブリッジ大学出版の最初の本は 1584年に出版されたそうです。

世界中で読まれているベストセラー

English Grammar in Use英語で書かれている文法の本で、世界中で読まれています。
初版が1985年に出版され、2023年現在は第4版(Forth Edition)と第5版(Fifth Edition)が販売されています。

次のような特徴があります。

English Grammar in Use の特徴:

  • そのまま会話に使える自然な例文が満載
  • ユニットに分けられ、使いやすい見開き2ページ構成
  • 左ページには文法の説明、右ページは練習問題になっている
  • 図表やリストで理解しやすい構成

世界3200万部を超えるベストセラーの英文法書です。世界中の語学学校で使われています。

基礎英文法はこれ一冊で完全に習得することができます。

長年 English Grammar in Use をつかって感じたメリット・デメリット

私も、English Grammar in Use を25年も使っています。感じたメリット・デメリットを紹介します。

  • メリット:
  • 例文が多く、英会話に使いやすい
  • ユニットに分けられ、図表やレイアウトがわかりやすい
  • 英語にイマージョン(immersion, 没入)できる
  • これ一冊で十分
  • デメリット:
  • 値段が高い
  • 英語で書かれている(日本語版もあり)

まずメリットについて説明します。

メリット①: 例文が多く、英会話に使いやすい

現在形と現在進行形のユニット

説明よりも例文の方が量が多いです。説明も丁寧で、使うシチュエーションの違いなどもわかりやすく書かれています。
どういう内容を表現するものかが丁寧に説明されています。

またBOLD体で英文パターンが分かるように書かれています。

たとえば仮定法の説明でも、仮定法という項目ではなく、「If and ‘wish’(条件と望みを言う場合)」 というカテゴリーになっています。

English Grammar in Use の目次

if and with

  1. if I do… and If I did…
  2. if I knew…  I wish I knew..
  3. if I had known…   I wish I had known
  4. wish

目次の一部抜粋

このように英文の出だしが項目になり、使えるための工夫がされています。

メリット②:ユニットに分けられ、図表やレイアウトがわかりやすい

左ページが説明、右ページは確認問題

図表が豊富で視覚的にとてもわかりやすいレイアウトです。

文法事項は細かいユニットに分けられ、見開き2ページで一つの項目を説明しています。左ページが説明、右ページは確認問題になっています。

現在形と現在進行形2

図表も豊富です。イラストを使い、概念も理解しやすくなるよう工夫されてます。

メリット③:英語にイマージョン(immersion, 没入)できる

完全に英語だけの世界に没入することができます。説明文、例文にかぎらず、前書き、謝辞すべてが英語だからです。

最近はイマージョン(immersion)という言葉がよく使われるようになりました。

学習言語だけを使うということは、語学学習の上ではとても大切なことです。英語を使って英語を勉強するということはとても理にかなっています。

英語に没入することの大切さについては、次の記事でも説明しています。ぜひ読んてみて下さい。
あなたの英語が上達しない4つの理由とは【解決策は実証済み】

メリット④:これ一冊で十分

基礎英文法はこれ一冊で、完全に習得できます。ほかの英文法の本は必要ないです。

私自身、25年以上使ってます。BBC Learning English や他のサイトでも勉強してますが、English Grammar in Use で書いてあることで十分だと分かります。

次にデメリットを説明します。

デメリット①:値段が高い

洋書なので為替レートで変動しますが、値段は3,000~4,000円です。
他の文法書に比べるとかなり高額です。

絶対に元が取れるのですが、躊躇してしまうと思います。

デメリット②:英語で書かれている

英語で書かれているからツラい、という人も多いと思います。

中級(TOEIC400~600)レベルの人向けです。初心者にはおすすめしません。

今は日本語版もあるので、そちらを購入するという手もありますが、おすすめしません。
日本語版では英語にイマージョン(没入)することができないからです。

私が English Grammar in Use を買った理由

私は English Grammar in Use を短期出張中のアメリカで買いました。TOEIC730は取得してましたが、未だあまり話せなかったときです。

English Grammar in Use を購入した経緯:

  • 受験用の英文法で会話ができなかった
  • アメリカに短期出張に行ったときに購入
  • 帰国後、何かと参照するようになった

受験用の英文法で会話ができなかった

英文法と言うと、学生の頃の定番は原仙(原仙作先生のこと)の「英文法標準問題精講」でした。
やり込んでましたが、私にとって英文法は完全に受験用でした。

私は応用ができないので、文法を英会話につかえませんでした。

もっと実用的な本がないかとおもってました。

アメリカに短期出張に行ったとき購入

実はあまり覚えていないのですが、アメリカに出張に行ったときに購入したと思います。
1995年、3ヶ月間滞在しました。ホテルの近所にあった Barns&Noble という本屋で購入したんだと思います。

当時の本屋は Amazon か Barns&Noble か、みたいな感じでしたが、今は Amazon のほうが急成長してしまいました

ですが、結局当時はあまり読まなかったと思います。

帰国後、何かと参照するようになった

帰国後も数年は本棚の肥やしになっていましたが、英会話学校などに通ううちに、読むようになってきました。

それは次の理由によるものだと考えます。

  • 英語で説明している(日本語がない)
  • 例文を使った説明がとてもわかりやすい
  • 例文が、そのまま英会話に使える

だんだん本を開く頻度も増え、今は結構な頻度で読み返しています。

English Grammar in Use の使い方

使用方法や学習方法について、解説します。

次のように学習することができます。

English Grammar in Use の使い方:

  • 説明を読む
  • 問題を解く
  • 辞書のように使う
  • 音声を聴く
  • アウトプットは必須
  • 音読する

説明を読む

普通に説明を読むだけで、勉強になります。

英語で書かれてるので、リーディングの練習にもなります。

文法の説明なので、書いてある内容もなんとなくわかります。

英語で文法書を読むための用語集を次の記事で書いています:
【用語集】英語で文法書を読むために知っておくべき用語・表現4種

問題を解く

解説を読んで、練習問題を解いていきます。

English Grammar in Use の使い方としては、一番スタンダードなやり方です。

左ページの説明を読んだあとに右ページの問題を解くことで、理解度を確認できます。

辞書のように使う

英作文や英会話の時、文法事項を再確認のためによみます。

私が一番やる方法です。英作文をした後に自信がないとき、確認したくなります。

前置詞や接続詞の使い方を再確認したり、他の人の英作文の添削で文法的に正しいかを確認するときにも使います。

音声を聴く

e-bookをつかうと、音声を聴くことができます。

リスニングの練習にもなりますし、英文と音を一致させることもできます。

通勤中にひたすら音声を聴いている、という人もいます。

アウトプットは必須

英文法は実際に使っていくことで上達するので、アウトプットは必須です。

アウトプットとは、瞬間英作文、英会話、e-メールを書く、などです。

使ってみておかしいと思ったら、また読み直す。この繰り返しが英文法の上達には不可欠です。

実際に口に出したりライティングをして、どんどん使っていきましょう。

音読する

英語で書かれているので、音読にも使えます。

ネイティブが書いた本なので、言い回しもネイティブが使う言い回しです。

説明に使っている英語もとてもシンプルなので、音読で口が英文を覚えてくると、そのまま会話にも使えます。

音読は非常に効果があります。

English Grammar in Use の口コミ

English Grammar in Use を学習している人は多いです。
世界中で使われている本ですが、ここでは日本人だけの紹介になります。

English Grammar in Use の購入方法

English Grammar in Use はバリエーションが豊富で、どれを選んだらいいか迷います。

English Grammar in Use の種類、メディアについて説明します。

どのレベルをえらぶ?

イギリス英語版でもアメリカ英語版でもいいですが、Intermediate(中級)一冊あれば充分です。
実際、 Intermediate を使ってるという人が多いです。

もともと English Grammar in Use はイギリス英語版の intermediate student(中級)のみでした。
今はイギリス英語版が3冊、アメリカ英語版が2冊、翻訳版2冊となっています。

イギリス英語版:

初級

Essential Grammar in Use with Answers and Interactive eBook

Essential Grammar in Use(初級)eBook付き
中級

English Grammar in Use 5th edition Book with answers and interactive ebook

English Grammar in Use 第5版(中級)eBook付き
上級

Advanced Grammar in Use Book with Answers and Interactive eBook

Advanced Grammar in Use(上級)eBook付き

イギリス英語の Grammar in Use シリーズです。オリジナルは Intermediate(中級)で、おすすめです。

アメリカ英語版:

初級

Basic Grammar in Use Student’s Book with Answers and Interactive eBook

Basic Grammar in Use(初級)eBook付き
中級

Grammar in Use Intermediate Student’s Book with Answers and Interactive eBook

Grammar in Use Intermediate(中級)eBook付き

アメリカ英語の English Grammar in Use シリーズです。タイトルはイギリス英語版と少し変わっています。アメリカ英語のほうがいい人は、こちらの中級レベルの Intermediate がおすすめです。

翻訳版:

初級

マーフィーのケンブリッジ英文法(初級編)第4版 別冊解答・ダウンロード可能なオーディオ付 (Grammar in Use)

マーフィーのケンブリッジ英文法(初級編)eBook付き
中級

マーフィーのケンブリッジ英文法(中級編)第4版 別冊解答・ダウンロード可能なオーディオ付 (Grammar in Use)

マーフィーのケンブリッジ英文法(中級編)eBook付き

翻訳版はアメリカ英語版と内容は同じです。日本語で解説しているという観点から、あまりおすすめしません。

タブレットやPCには e-book

タブレットやPCで読みたい人には e-book があります。

e-bookでスピーカーのアイコンをクリックすると、音声が流れます。

今はe-book付きテキストが販売されています。

Cambridge University Press
¥3,370 (2024/05/13 10:48時点 | Amazon調べ)

Android / iPad アプリは停止中

2023年3月時点で Google Play にはありません。Apple Store にもなくなったそうです。

同じ名前のアプリはありますが、作者が Cambridge University Press ではありません。

以前は English Grammar in Use のアンドロイドアプリ、Kindleアプリがありました。

他のダウンロードサイトにはまだありますが、フリー版なので、内容はサンプルのみになっています。

Kindleストアには、まだフリー版がありました。ですがコメントに「フルバージョンの購入ができない」とありました。廃止になっている可能性が高いです。

電子版を欲しい人は、e-book一択になっていくのかもしれません。

English Grammar in Use によくある質問

どのバージョンを買ったらいいの?

Basic(初級)、Intermediate(中級)、Advanced(上級)があります。
基本的に Intermediate(中級)で充分です。

イギリスとアメリカどちらがいいの?

イギリス英語版でもアメリカ英語版でもどちらでもいいです。
クォリティに差はなく、どちらも支持されています。

本と e-book、アプリ、どれがいい?

スマホやタブレット、PCで使いたい人は e-book がおすすめです。

e-bookのみの購入は高くつくので、e-book付きの本を購入することをおすすめします。

アプリが見つかりません。ダウンロードできません。

2023年3月現在、アプリは Google / Apple Store からダウンロードできません。
kindle ストアにはサンプル版がありますが、フルバージョンの購入は失敗するようです。

e-book を使うことをおすすめします。

ぜんぶ英語なので、書いてあることがわからない

日本語版もあります。ですが英語で理解することに慣れることをおすすめします。

英語で文法書を読むための用語集を次の記事で書いています:
【用語集】英語で文法書を読むために知っておくべき用語・表現4種

どのように使ったらいいの?勉強の進め方は?

テキストは音読したり、問題を解いていくのが一般的です。

English Grammar in Use でネイティブの文法を身につけよう

この記事では、English Grammar in Use についての次の内容を紹介しました。

  • 本の内容
  • メリットデメリット
  • 購入するなら、どれがおすすめか
  • 使ってる人の感想

この本を購入して、もう25年以上使ってます。
English Grammar in Use を読んでいるうちにネイティブの英文法が身につき、洋書を読むことにも抵抗がなくなってます。

受験英語ではない、実践的なネイティブの文法を身につけると、英語力全体が向上していきます。
是非購入し、学習することをおすすめします。

▶ 英語で文法書を読むための英語の文法用語を、次の記事でリストしています。

▶ おすすめの英語教材については、次の記事で紹介しています。

▶ その中でも英文法については、次の記事で詳しく紹介しています。

▶ 話すための英文法は、次の記事にまとめて解説をしています。

コンテンツ