チャンクの英文法:従属節を使って、英語で実用的な文をつくる
一般的に、長い文はよくありませんけど、
かといって長い文を書けないのもよくありません。
だいたい、
物事を説明したり紹介したりする時の文はそれなりの長さになります。
短い文しか書けないと、いろいろ大変です。
では、
英語で長い文を書けるようになるには、どうすればいいでしょうか。
「英語で、自分の仕事を説明することができないです」
「少し長めの英文をつくるにはどうしたいいでしょうか」
その方法の1つに従属節を使うという方法があります。
この記事では、
英語チャンクをつかって従属節を追加していき、
実用的な英文を作る方法を紹介しています。
英語チャンクの従属節とはなにか
英語の「節」とは、主語と述語があるチャンクです。
たとえば
I believe (that) he is OK. (彼は大丈夫だと思うよ)
この場合、
I believe と (that) he is OK というチャンクが「節」になります。
それぞれ主語と述語がありますよね。
基本文型のパズルにはまる「従属節」
主語と述語があるチャンクは節ですが、英文の節は、「主節」と「従属節」があります。
上記でいえば、I believe が主節、he is OK が従属節です。
名称は大事ではありません。仕組みを知っておくだけでいいです。
要はパズルのようなもので、基本文型の
S+V+O
S+V+C
このOやCの部分が、主語・述語をもつセンテンスになっていると従属節ということです。
I believe (that) he is OK. (彼は大丈夫だと思うよ)
上の文で言えば、
S+V = I believe (主節)
O = (that) he is OK (従属節)
になります。
主節と従属節の構造:
S + V +{ (that +)(S + V) }
チャンクの付け足し理論で考える
でもわたしたちは、
英文法を使わずに会話したいわけので、
難しいことを考えずに
チャンクをただ付け足していくだけで、
従属節を使う英文を作ってみます。
基本は、つぎのようになりますね。
主語 + 動詞 + 追加情報1+ 追加情報2…
従属節は、この追加情報の1や2が、主語と動詞とそのまた追加情報でできています。
追加情報 = 主語2 + 動詞2 + 追加情報3+ 追加情報4…
合わせると結論として、
従属節を使った英文の構造は、こんな感じになります。
主語 + 動詞 + (主語2 + 動詞2 + 追加情報3+ 追加情報4…)
もっとちゃんと書くと、
that とか when などの接続詞があいだに入ります。
主語 + 動詞 + (接続詞)+(主語2 + 動詞2 + 追加情報3+ 追加情報4…)
従属節のチャンクを使って、少しくわしい英語の一文をつくる
チャンクを付け足していく方法で、英文を作ってみましょう。
出だしを、
I believe (think) that …
It is possible that …
He is good that …
などの、短い「主語+動詞」からはじめ、次にセンテンスを付け足していきます。
以下、文例です。
I believe (彼は、・・・だと思うよ)
he is OK. (大丈夫だと)
It is possible (それは、可能です)
that he comes here by bus (彼がバスでここに来ることは)
ポイントとしては、
最初に「主語」→「動詞」を言ってしまう
ことです。
英語で話すときは、最初に主語・動詞を話すくせをつけましょう。
従属接続詞を使って、チャンクで2つ以上の英文をつくる
今までは1つの文を作ってましたが ここでは2つ以上の文を作ります。
2つ以上の文をチャンクでつくる例
従属接続詞を使います。
He was very kind (彼は、とても親切だった)
when he was young (彼が若い頃は)
Here is my favorite park (ここは私が好きな公園です)
where we played a lot (ここで、たくさん遊びました)
when we were very young children. (私たちが、まだ子供の頃です)
代表的な従属接続詞をつかった例
従属接続詞はたくさんあるため、代表的なものを使って例文を紹介します。
after : 〜した後で
After he checked my ticket, (彼が私のチケットを確認した後)
he took us to the museum inside. (彼は私たちを 美術館内部に連れて行った)
If : もし〜なら
If he is OK, (もし彼が OK なら)
I can take you to our room (わたしたちの部屋に連れて行けます)
in case (that) : 〜の場合には、〜するといけないから
In case that he won’t be back,(彼が戻らなかった場合)
we need to look for him. (彼を探す必要があります)
in order (that) : 〜するために
In order that this project successfully complete, (このプロジェクトを成功させるためには)
we need more time. (もっと時間が必要です)
no matter how/what/where : たとえどんなに〜でも
No matter how you accumulate your works, (どんなに仕事を積み重ねても)
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接続詞を使ってどんどん文章を作る練習をしましょう。
従位接続詞を意識する必要はありません。
ただ接続詞を使って作文をするようにしましょう。 だんだんできるようになってきます。
そのほかの代表的な従位接続詞:
before / after, when, for, because, since, as, so that,
従属節を使って、名詞チャンクをつくる
SVO の O って、目的語なので「名詞チャンク」です。
なので名詞チャンクは
従属節を使って、付け足し理論で、
情報を追加していくことができるのです。
これは次の
後置修飾の記事「英文法:簡単な英文なのに・・・」や、
「名詞チャンク:・・・」の記事で説明しているので、ぜび読んでみてください。
これは結構、会話で使えるので、
「こういう使い方もできるんだなあ」
程度でも知っておくと便利です。
従属節を使った名詞チャンクの例:
- a person who is very kind
- a room where we lived a month ago
- very person when we met at that time
まとめ
この記事では長い英文をチャンクを使って作るための方法のひとつ、従属節の使い方を紹介しました。
従属節を使うと、
物事を説明したり、紹介したりする実用的な文を英語で作れるようになります。
どんどん使って慣れていきましょう。
ちなみに
従属節を句に変更すると、もっとシンプルな英文になります。
それについては別の記事で紹介する予定です。