語学を学ぶとき、発音練習はとても大切です。
発音の良し悪しはスピーキングだけでなくリスニングにも影響します。
なので早い段階で発音練習を開始したほうがいいのです。
ただ学校では余り練習しないため「練習方法もよくわからない」と言う人は多いです。
今回は無料で英語が学べる BBC Learning Englishの発音動画 のまとめページを作りました。各動画を参考にしながら発音の練習をすることができます。
母音・子音の各発音と、基本的な英単語1000の発音を学ぶことができます。
動画を見ながら繰り返し練習していると、だんだんと英語と日本語の発音の違いが感じ取れるようになります。
次第にリスニングやスピーキングも上達していきます。
英語の発音を上達させる方法

英語の発音を上達させるには、次のような方法があります。
① 英語を話す環境に身を置く:
英語で話す機会を持ちましょう。いろいろな国の人たちと話せる環境が望ましいです。
最近はアメリカの英語以外にも、イギリス、カナダ、オーストラリア、インド、マレーシアなど、いろいろな英語があります。ひとつの英語だけでなく、いろいろな英語に触れましょう。
コミュニケーションを取りながら発音を磨くことができます。
② 音声トレーニングを行う:
特定の英語の発音に焦点を当ててトレーニングしましょう。このようなトレーニングを行うには、英語のテキストブックや音声トレーニングアプリを利用するのがおすすめです。
この記事では、《一つ一つの発音》~《英単語の発音》まで練習できます。
③ ネイティブスピーカーと一緒に話す:
英語のネイティブスピーカーと一緒に話していると、発音が良くなっていきます。このような環境では、正確な発音を学ぶことができます。
④ 音楽や映画などを聴く:
英語の音楽を聴いたり映画を観たりすることは、英語の発音を学ぶためにも役立ちます。こういったメディアで、異なる訛りを学べます。
⑤ 発音指導のクラスに参加する:
オンライン英語のカリキュラムにあるような、発音指導のクラスに参加すると、英語の発音が向上します。このようなクラスでは、正確な発音、発音やスピーキングのテクニックを学ぶことができます。
英語の発音練習について

発音の練習には基礎的な段階「発音の練習」、応用編として「音の変化の練習」があります。
発音練習の項目
- 発音の練習
- 音の変化の練習
この2つの練習で、英語の発音が良くなっていきます。でも「1.発音の練習」だけでも相当良くなります。
この記事では 1.発音の練習を、「子音と母音 〜 英単語」にわたって解説します。
音の変化については次の別記事に書いてますので、ご覧ください。
》【音変化のルール】音変化がわかれば英語は聞き取れるようになります
まずは英語独自の発音をマスターしよう
英語独自の発音を中心に練習しましょう。ネイティブ並みにきれいな発音になる必要はありません。
実際、発音が変に思えても話せてる人はたくさんいます。例えばインド人の英語は母音の発音がかなりユニークです。でも会話できています。
外国在住の日本人の中には、発音がカタカナ発音のような人もいます。でも会話できてます。
なんで会話できているのでしょう?
それは英語独自の発音が出来ているからです。
母音はともかく、子音が正しく発音できてるとかなり通じるようになります。
ネイティブに近づくこともいいですが、まず英語独自の発音をマスターすることが大切です。
英語発音の練習:母音(Vowel)

英語の発音、子音と母音の練習に入ります。
カタカナとの音に違いをチェックしつつ、動画を見ながら真似していきましょう。
動画は全てBBC Learning Englishのものです。
✓ 動画リストの見方:
各発音は、次のようなフォーマットで書いてます。
/ 発音記号 / – その発音を使った単語例 《似た音のカタカナ》
あいまい母音(シュワ、The Schwa)
一番大切な発音です。
シュワは、これだけの発音だと練習しづらいため、単語やフレーズで練習するといいです。
あいまい母音の動画:
短母音(Short Vowel)の発音リスト
短い母音です。
ひとつひとつ、チェックしながら発音を真似ていきましょう。
短母音の動画リスト:
長母音(Long Vowel)の発音リスト
伸ばす母音です。
長母音の動画リスト:
- /iː/ – fleece、sea、machine 《イー》
- /ɑː/ – father、start、hard 《アー》
- /ɜː/ – nurse、stir、learn 《アー》
- /uː/ – blue、two、goose 《ウー》
- /ɔː/ – law、north、war 《オー》
二重母音(Diphtong)の発音リスト
口を閉じず、開けたまま口の形を変えます。
口を開けたまま発音を変える発声は日本語にはありません。日本語では一つ一つ発音します。
閉じないで口の形を変える動きを、よく練習しましょう。
二重母音は2つの音ではなく、一つの音です。
たとえば /aʊ/ (アウ)は /a/ と /ʊ/ の2つの発音ではありません。
/aʊ/ という1つの音です。
またこれら二重母音は早口になったとき、一つのあいまい母音 /ə/ に変化します。
二重母音の動画リスト:
- /eɪ/ – face、day、break 《エイ》
- /ɪə/ – near、hear、weary 《イア》
- /aʊ/ – mouth、now、fowl 《アウ》
- /əʊ/ – boat、show、know 《オウ》
- /eə/ – square、fair、pair 《エア》
- /aɪ/ – price、high、try 《アイ》
- /ʊə/ – tour、pure、cure 《ウア》
- /ɔɪ/ – choice、noise、boy 《オイ》
※ちなみに、次の動画では似ていて間違いやすい発音について解説しています。(英語です)
英語発音の練習:子音(Consonant)
子音だけを発音できるようになりましょう。
最初の頃は日本語のウ音が混じってしまいますが、実際の英語は混じってません。
やってるうちにだんだん違いがわかってきますので、気長にやりましょう。
この記事では、便宜上カタカナ音を書いてます。実際の英語は「ウ音」は混じってません。
子音(Consonant)の発音リスト
mとnは日本語だと無意識に使い分けていますが、英語では全く違います。
違いは舌の位置と唇の動きです。違いを意識して練習しましょう。
r音はL音よりw音に近いです。L音は日本語のラ行に近い音です。
子音の動画リスト:
無声子音(Voiceless Consonant)の発音リスト
日本語より少し強めに息を出しながら発音します。
舌の位置に注意です。
無声子音の動画リスト:
有声子音(Voiced Consonant)の発音リスト
日本語のウ音が出ないように注意です。
有声子音の動画リスト:
英語発音の練習:英単語

ひとつひとつの発音になれてきたら、英単語の発音を練習しましょう。
英単語の発音練習で、イントネーションや音変化、リズムを学ぶ事ができます。
英単語の発音が良くなると、話すのも楽になってきます。
覚えることが目的ではないので、気軽に1000ワードくらいやりましょう。
イギリス英語の基本英単語1000
次のリンクが英単語の練習用動画です。
》1000 Most Common English Words | Practice British Pronunciation

アメリカ英語の基本英単語1000
アメリカ英語の発音をしたい人は、次の英単語1000の動画が練習に適しています。
- 1000 Most Common English Words ~ Part 1
- 1000 Most Common English Words ~ Part 2
- 1000 Most Common English Words ~ Part 3
- 1000 Most Common English Words ~ Part 4
- 1000 Most Common English Words ~ Part 5
英語発音の指導を受けましょう

オンライン英会話で発音指導やチェックを受けると効率が上がります。
自分のできていないところを客観的に確認してもらうことが出来るからです。
自分の発音にいまいち自信が持てない人は指導を受けましょう。
発音指導を受けられるオンライン英会話は次のとおりです。
✓オンライン英会話(クリックすると公式HPにジャンプします)
以下の記事で、おすすめのオンライン英会話について書いてます。(注:Kimini英会話はまだ追加していません)
》発音の矯正・指導を受けられる、おすすめオンライン英会話ベスト5

まとめ:いろいろな国の英語を聴きましょう

英語の発音の練習動画を紹介しました。
- 母音と子音の発音は、BBC Learning English 動画を使って
- 基本英単語の発音は、イギリス英語とアメリカ英語のそれぞれ1000語を
練習できるようになっています。
発音を練習して上達していくと、リスニングとスピーキングが飛躍的に向上します。
英語の耳がよくなってきたら、インド英語やほかのアジア人の英語発音も注意して聴いてみると良いです。
ぞれぞれの特徴がわかって、とても面白いです。
そうなれば、より気軽に英語を話せるようになるでしょう。
好きな洋楽で発音練習をする方法について解説しています。

リスニングの練習方法について知りたい人は、次の動画がおすすめです。

次の記事ではスピーキングの練習方法について解説しています。

オンライン英会話で発音矯正を試したい方は、こちらの記事を参照してください。
