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~ 英語のリスキリング ~ チャンクを使って、英語学習をやりなおそう
このサイトでは、チャンクを使った英語学習のリスキリングを支援します。
英語のチャンクを使えば、難しい英文法も使わずに、気軽に英語を話せるようになります。
チャンクとは?
チャンクとはなんでしょうか?
アメリカにはチャンククッキーというクッキーがあります。
ざっくりとした、まさに「かたまり」感があるクッキーです。
こんな感じの、「かたまり」、「ぶつ切り」、「断片」を表す言葉がチャンクです。
英語学習では、チャンクは「2~8個ていどの単語ごとに区切った短い英文」のことを指します。
例えば、
a cup of tea
a piece of cake
flowers blooming in the garden
などです。
まさに英語のカタマリ、という感じですね。
チャンクはより自然な会話の形
人間は、どんな言語でも最初はカタコトで話し始めます。
最初は単語だけ、
つぎに言葉・ワードが出るようになり、
短い文になり、
長い文で話せるようになります。
このように、「短い文からだんだん文が長くなっていく」のが自然です。
でも英語だとなぜか、文法で作文しようとします。
そうではなく、短い英文をつなぎ合わせながら会話をしていくほうが自然で、理にかなっているのです。
チャンクで話そう
英語を話すときや聞くとき、短い言葉や英文(チャンク)を使いましょう。たとえば、
- 英語を話すとき:チャンクをつなげて並べていきます。
- 英語を聞くとき:区切ってチャンクごとに内容を理解していきます。
チャンクを使った英語に慣れてくると、
文法なしで相手の話す内容がわかり、
英語も話せるようになります。
英会話が楽しくなっていきます。
チャンクをベースにした学習の効果
チャンクをベースとした英語のトレーニングを積んでいくと、あなたの英語に次のような変化が表れます。
- 短い英文を使うので、英語がそれほど難しくはないと感じます
- 短い英文で発音練習をするので、比較的かんたんに自然な発音で話せるようになります
- 短い英文で順に理解するので、リスニングやリーディングが楽になります
- 短い英文で少しずつ話すので、考えながら英語で会話できるようになります
まずは、チャンクを使って会話するやり方を知ろう。
チャンクをどのように使って英会話をしていくのかを説明します。
英語の発音について:聞き取りにくい部分は音の塊として覚えてしまおう
文になると、単語ごとの発音と違った音に聞こえるときがあります。
例えば音が変化してわからなくなるフレーズで有名なものは、以下のものがあります。
① ァカパティ
② ァピーソーケイク
① は
a cup of tea
です。弱音(シュワ)で of の f の音が消え、 o の音は、アでもオでもない音に聞こえます。
これを、まとめて1つの単語のように「ァカバティ」で覚えてしまいます。
このようにチャンクごとに「音の塊」として発音を覚えていけば、実用的な発音で話せるようになります。
ちなみに ② は
a piece of cake
です。
英語を聞きとるとき:チャンクごとに意味を理解しよう
リスニングでは2~8単語ぐらいずつ、チャンクごとに意味をとっていきます。
たとえば、“I want to eat something sweet at 15 o’clock.” と話されたとします。
これを聴いた人は次のように聴きながら理解していきます。
I want to eat
なにか食べたいんだな
something sweet
甘いものを食べたいのか
at 15 o’clock
ああ、3時のおやつに欲しいんだな
このように、聞こえた順に相手が話している内容を理解していきます。
慣れてくると相手がペラペラ~と長く話したときも、相手の言いたいことが何となくわかるようになります。
チャンクを使ったリスニングについては、次に記事で詳しく解説しています。
同じやり方で英語のリーディングもできます。詳細は次の記事を参照してください。
英語を話すとき:チャンクを英語の語順でつなげていく
次のように言いたいとします。
「私は甘いものが食べたい」
これは
私は → I
食べたい → want to eat
甘いもの → something sweet
という感じで、チャンクを英語の語順でつなげていくと英文が完成します。
もしその後に「時間を言ってなかった」と気がついたら、時間を追加します。
at 15 o’clock
こんなかんじで時間のチャンクを追加します。
このようにチャンクを使うと「思い出したら付け足す」ということができます。
英語はこういうことができるんです。
これで細かい文法がなくても言いたいことが言えます。
チャンクを使った英語のスピーキングについては、次の記事で詳しく解説しています。
英単語を覚えるとき:チャンクで2つ以上の英単語をおぼえていく
プロの通訳者でも、仕事の前には英単語を仕入れるのですが、「単語ひとつを覚える」ということはあまりありません。
それは主に専門用語の仕入れが目的という理由もありますが、意味を持つかたまりごと(チャンク)で覚えます。
チャンクで覚えるほうが効率的なのです。
日本語で説明すると、たとえば「花」「人」「家」という単位で覚えるより、
「庭に咲いた花」= flowers blooming in the garden
「昨日、帰りにあった人」= person I met yesterday
「友人の家」= My friend’s house
という「かたまり」で覚えたほうが意味があります。
動詞もコロケーションや慣用句の観点から、チャンクのほうが実用的です。
「病院に行く」= go to see a doctor
この場合、”go to hospital” でも通じますが、一般的に上のほうが使われるので、慣用句のようになっています。
チャンクについてもっとくわしく!
チャンクの情報リソースは、今のところ書籍がメインになります。次の記事でおすすめの本を紹介しています。
チャンクを使った表現
このサイトでは、チャンクを使った色々な英語表現を紹介しています。次の記事で解説しています。
さいごに:広がっていく英語の世界へ
このサイトは、私が学んだ英語チャンクの知識、外資系企業で30年以上英語を使って仕事をしてきた体験をもとにまとめました。
英語を話せると、日本人とは違ったメンタリティや価値観、考え方に触れることができます。
私自身、
- アメリカやオーストラリアのオフィスの雰囲気や、リーダーシップ、ビジネスを知ることができました。
- 日本ではマイナーでも欧米ではメジャーなロジカルシンキング手法、スクールの勉強方法や考え方を知れました。
- 欧米やアジアの義理や人情にふれることができました。
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英語で世界中の情報にアクセスし、あなたの世界を広げましょう。
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