ライティングがみるみる上達する!英作文・エッセイの書き方を徹底解説!
こんなことはありませんか?
・英語メールを書くのに時間がかかる。
・試験があるのに、自由英作文やエッセイの書き方がわからない・・・。
・いくらやってもライティングが上達しない・・・。
こんな悩みを解決します。この記事を読むと
1.英作文ができるようになる方法がわかります。
2.自由英作文やエッセイの基本的な構成がわかります。
3.自由英作文やエッセイの書き方がわかります。
私のかんたんなプロフィールです。
- 外資系IT企業に勤務、海外チームに所属してます。
- 30年以上英語を使って仕事をしてます。
- TOEICスコア850です。(2015年頃)
英作文ができるようになるためにやることは一つ
英作文を上達させるためにやることはただ一つ、毎日英語を書くこと、だけです。
次の点を注意しながら、ひたすら英文を書いていきます。
- 3行でも5行でもいいから毎日書くこと
- 日本語で下書きをせず、英語で直接書くこと
- 語順と時制に注意すること
毎日英語で5行の日記を書く
英語で日記を書きましょう。
日記なんて書けないよ!
という人は、その日に起こったことをリストで5行もしくは3行で書くだけでいいです。
寝る前に、その日にあったことを英語でリストしていきましょう。
最初から英語で書く(日本語で下書きしない)
日本文⇒英文の翻訳はせず、最初から英語で作文してください。
直接英語で英作文していくメリットはたくさんあります。
直接英語で作文をするメリット
- 英語で書くのが速くなる
- 英語で考える英語脳が身につく
- 英語で頭の整理がされるので、スピーキングも上達する
日本語 → 英語、というような翻訳脳ではなく
直接言いたいことを英語で考える、英語脳を使うようにします。
瞬間英作文でも
日本文の意味を理解したら、直接英語をつくるやり方をおすすめしています。
英語が頭に浮かばない・・・という人は
「英語が頭に浮かばない」という人はものを見て英語名を思い出す練習をしましょう。
身の回りのものを見て、英語名を思い出して口にします。
イラストや写真で練習するのもOKです。
次の記事ではイラストや写真を使ったボキャブラリー本を紹介しています。
》英語ボキャブラリー本のおすすめ6冊(+1冊)を紹介!(大人向け)
語順と時制に注意する
英語では、語順と時制に注意しましょう。これらがおかしいと意味が通らなくなるからです。
- 語順は、五文型を復習してから音読やシャドーイングをすると、感覚が養われます。英作文と並行して練習するとよいです。
- 時制は、最初は過去形、現在進行形、未来形くらい使いこなせれば大丈夫です。
時制については、次の記事で詳しく解説していますので参照してください。
》出だしで時制を間違えたら?英会話の時制をイラストでわかりやすく説明
はじめは主語と動詞だけで書く
最初は主語と動詞(述語)だけの文からはじめます。
慣れてきたら、目的語を追加します。
それも慣れてきたら、場所や時間、手段などの情報を前置詞込みで付け足します。
このように付け足し式で英作文する方法を、「出だし、付け足し」といいます。
英語は基本的に後置修飾なので、情報を文の後ろに前置詞句や関係詞で付け足していくことができます。
慣れてきたら、関係詞や接続詞なども使えるようにしましょう。そこまで来るとエッセイや自由作文の形になってきます。
まとめると
- 第1段階:最初は主語と述語だけで日記を書く
- 第2段階:目的語を追加した文を作る
- 第3段階:前置詞を使って、場所や時間、手段などの情報を追加する
- 第4段階:接続詞を使って、2つ以上の英文を書く
地道に続けてると、スピーキングとライティングが飛躍的に上達していきます。
「出だし、付け足し」については、次の記事でも説明しています。
▶ 英語のスピーキング:だれでも話せるシンプルな方法と独学練習法3選
英語のエッセイ・自由英作文は構成が大事
英語に限らず、ライティングは構成が大事です。それはエッセイでも同じです。
英語で直接英文を書く練習をしているとだんだん作文スピードも上がっていきます。
並行して文章構成も学べば、長い文章もすぐ書けるようになります。
構成の基本はピラミッド型
構成の基本はピラミッド型(PREP法)です。
PREP方は Point(主たるメッセージ) → Reason(理由) → Evidence(根拠) → Point (主たるメッセージの繰り返し)の順で書く構成です。
自由英作文などの課題では、理由は3つ並べます。ひとつより説得力があるからです。
そしてそれぞれの理由に具体例を付け足します。
なので《ピラミッド型》の構成になります。
TOEFL や IELTS では、エッセイの課題はピラミッド型で書きます。PREP法はピラミッド型の簡略形なのです。
ピラミッド型で文章を構成すると、次のような順序になります。
① 主たるメッセージ(I want…, )
② 理由1+具体例1 (Firstly, ….)
③ 理由2+具体例2 (Secondary, ….)
④ 理由3+具体例3 (Finally, ….)
⑤ 主たるメッセージの繰り返し (Again, I want …)
実際に書くときは、ここまで全てそろえる必要はありません。ただのメールでここまで考えるのも大変です。
ですが、基本としてはこういう構成になることを知っておいてください。
※スピーチも同じような構成です。スピーチについては、次の記事を参照してください。
▶ 英語スピーチで使う出だしフレーズや表現
ピラミッド型の構成のサンプル
次の文は、私の雑記ブログの記事「エッセイや論理的な文章の書き方を考える」にある例を英語化したものです。(※日本語訳はこちら)
① Reincarnation novels are like the standard Hollywood movie scenarios.
② One of the reasons for this is the introduction that “the main character is thrown out of everyday life into the extraordinary world”. For example, in SW Episode 1, a working-class boy (Anakin) is recruited as a Jedi and becomes a Jedi. But in the reincarnation story, the hero who has died is reincarnated into another world with memory. The same is true with regard to being transported to an extraordinary world.
③ Also both have “trials, companionship and nemesis encounters”. In SW, he meets the same Jedi companion and meets Lord Sith as an enemy. In the reincarnation, on the other hand, he meets his friends and attackers as he lives in a different world.
④ And finally, both have “the greatest crisis, victory” at the end. In SW, the Sith is defeated once and a galactic empire is created, but the Rebel Alliance wins at the end. In the reincarnation, in the final climax, the last boss is defeated and victorious.
最後の「⑤主たるメッセージのくりかえし」はありませんが、イメージはつかめるかと思います。
私たち日本人は最後に「まとめ」がないと不自然に感じますが、英語圏では不自然ではないからです。
目的別:英語ライティングの構成
ピラミッド型の構成はアカデミックすぎて、このままだと使いづらいことも多いです。
また、ほかにも実践的な構成もありますから、そちらを使用したほうがいい場合もあります。
ここでは目的別に、適した構成を紹介します。
① セールス・ライティング
セールスライティングには、PASONA や AIDCA などの構成があります。
ものを売るためのライティングのときは、セールスのための構成を使ったほうがいいです。
ピラミッド型に固執しないほうがいいでしょう。
PASONA(パソナ)の構成は次のようになります。
- Problem(問題):買い手が抱えている「痛み」を明確化する
- Affinity(親近):売り手が、買い手の「痛み」を理解し、解決する術を持っていることを感じてもらう
- Solution(解決):問題の根本原因をあきらかにし、「解決」へのアプローチ法を紹介する
- Offer(提案):解決策を容易に取り入れられるように、具体的な商品・サービスの「提案」を行う
- Narrow(相手を絞る):解決策が功を奏して、購入後、満足いただける買い手の条件を「絞込」む
- Action(行動):「痛み」を解決するために必要な、具体的「行動」を呼びかける
(引用:「売れるコピーライティング単語帖」、神田昌典、衣田純一)
一方で、AIDCA(アイドカ)の構成は次のようになります。
AIDCA の構成:
- A – Attention(アテンション:注意):買い手の注意を集める段階。
- I – Interest(インタレスト:興味・関心):商品に興味を持ってもらう段階。
- D – Desire(デザイア:欲求):その商品をほしいとおもってもらう。だが、まだ決めかねている状態。
- C – Conviction(コンビクション:確信):その商品は必要だ、と確信してもらう段階。
- A – Action(アクション:行動):購入する段階。
プレゼンテーションも目的がセールスなら、セールスライティングと同じような構成になります。
② エッセイ
小論文やエッセイなどの雑誌の記事などは、前述のピラミッド型が使えます。
理由や根拠・具体例を複数提示することで、説明力、信憑性が増し、説得力が生まれます。
③ メールやかんたんな文書
シンプルなPREP法がおすすめです。
メールを書くときにピラミッド型の構成はちょっと大げさですし、3つも理由がないときのほうが多いです。(理由が必要でない場合も多いです。)
だからといって雑に書きすぎると、あまり親密でない相手には、うまく伝わらないことも多いです。
せめて主たるメッセージと理由の一つくらいは書きたいですね。
Hello, I have a trouble in my PC.
I need your help. My PC is currently like this.
My keyboard does not respond and my mouse is OK, it works well. My display appears good, I can see any applications working well. Internet looks good. So the PC is connecting to Internet.
Please call me whey you are available? Otherwise, I can not proceed my work today. I am OK whenever you access me.
Thank you in advance.
書き方がわかれば、英作文・エッセイも楽に書けるようになる
この記事では、次の内容を紹介しました。
1.英作文が出来るようになるには、直接英語で書く練習をすること
2.エッセイなどの自由作文を書くには、基本のピラミッド型の構成を知り、それぞれに適した構成をとること
ライティングを練習するとスピーキングも上達します。
声を出す・出さないの違いはありますが、わかりやすく相手に伝えるという説明力の点については、全く同じです。
ライティングを学ぶことで、英語スキル全体が上がっていきます。
どんどん練習してください。
確実に英作文・ライティングスキルを上達させたい人は、オンライン英会話で学ぶのもおすすめです。
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▶ 5文型など、基本的な英文法について、次の記事で解説しています。
▶ 英文法のおすすめテキストを紹介しています。